- バックカントリーにおすすめのスノーボードブーツはどれを選べばいい?
- ブランドごとにバックカントリー向けモデルの違いがわからない
- スプリットボードやハイクで歩きやすい最強の一足を知りたい
バックカントリーとは、スキー場の管理されたコースの外にある自然の雪山で滑る上級者向けのスノーボードスタイルです。スプリットボードやスノーシューで斜面を登り、圧雪されていない自然のパウダーを滑走します。誰も滑っていない最高級のパウダースノーを味わえることが、バックカントリー最大の魅力です。
この記事では、バックカントリーにおすすめのスノーボードブーツの選び方と、ブランド別おすすめモデルを7選紹介します。最新シーズンの一足を探しているライダーは、ぜひ参考にしてください。
バックカントリーにおすすめのスノーボードブーツの特徴
バックカントリーは一般的なゲレンデ滑走とは異なり、リフトで上がれる範囲だけでなく、自分で山を登って未圧雪の斜面を滑ることもあります。バックカントリー専用ブーツは、登りの歩きやすさと下りの滑走性能を両立する設計が施されています。
足元は、バックカントリーでの安全と快適性を大きく左右する重要な装備です。歩きにくいスノーボードブーツを選ぶと、登りで余計な体力を消耗し、行動範囲そのものが狭まってしまいます。自分のスタイルに合った一足を選ぶことが、一日のパフォーマンスを決めると言っても過言ではありません。
バックカントリー向けスノーボードブーツを選ぶ際に押さえておきたい特徴は、以下の5点です。
- ウォークモードや屈曲性のある歩きやすいブーツがおすすめ
- Vibramなどグリップ力の高いアウトソールがおすすめ
- 防水性・保温性(サーモインナー)の高いモデルがおすすめ
- ワンタッチアイゼン(クランポン)対応のブーツがおすすめ
- 中〜やや硬めのフレックスで下りの操作性を確保
ウォークモードや屈曲性のある歩きやすいブーツがおすすめ
バックカントリーでは、ハイクアップと呼ばれる登行に多くの時間を費やします。歩きやすさを左右するのが、足首の前後の可動域を広げるウォークモード機能です。ウォークモードを切り替えると足首が自由に動き、長い登りでも足が疲れにくくなります。
歩きやすいスノーボードブーツを選ぶことで、登りの消耗を抑え、滑走に体力を温存できます。結果として、バックカントリーで狙えるラインの選択肢が大きく広がります。
Vibramなどグリップ力の高いアウトソールがおすすめ
バックカントリーのアプローチでは、雪面だけでなく岩や夏道が混在する場面に多く出くわします。滑りやすい斜面を安全に歩くには、深いラグ(靴底の突起)を備えたアウトソールが欠かせません。Vibram(ビブラム)に代表される登山靴向けラバーは、悪路でも高いグリップ力を発揮します。
グリップ力の高いスノーボードブーツを選ぶことで、急斜面の登行やトラバースでも足元が安定します。滑落のリスクを抑えられる点は、バックカントリーの安全性に直結する大きなメリットです。
防水性・保温性(サーモインナー)の高いモデルがおすすめ
バックカントリーでは、長時間にわたって雪の中で行動し続けます。縫い目の少ない防水シェルを備えたスノーボードブーツは、内部への浸水を効果的に防いでくれます。濡れを防げるかどうかが、一日の快適性を大きく分ける要素です。
防水性と保温性に優れたスノーボードブーツを選ぶことで、濡れや冷えによる体力の消耗を抑えられます。足先の冷えに悩まされず、バックカントリーで一日中集中して行動できる点が大きな利点です。
ワンタッチアイゼン(クランポン)対応のブーツがおすすめ
硬い雪面の急斜面や夏道のミックス帯を登る際には、アイゼンの装着が必要になる場面があります。アイゼン(クランポン)とは、靴底に装着して氷雪面でのグリップを高める金属製の爪です。バックカントリーで標高の高いラインを狙うなら、対応の有無を確認しておきたいところです。
アイゼン対応のスノーボードブーツを選ぶことで、登行できる斜面の幅が大きく広がります。バックカントリーでより高く険しいラインに挑みたいライダーにとって、心強い装備となります。
ミディアム〜ハードフレックスで下りの操作性を確保
バックカントリーでは、登りの歩きやすさだけでなく、下りの滑走性能も妥協できません。フレックスとは、スノーボードブーツの硬さや曲がりやすさを表す指標です。柔らかすぎるブーツは、重い荷物を背負ったパウダー滑走で頼りなく感じてしまいます。
適度に硬いスノーボードブーツを選ぶことで、バックカントリーの変化に富んだ斜面でも安定した滑走ができます。登りと下りのバランスを取ったフレックス選びが、満足度の高い一日につながります。
バックカントリーにおすすめのスノーボードブーツ7選
ここでは、バックカントリーにおすすめのスノーボードブーツを、ブランド別に7選紹介します。各モデルの特徴・搭載技術・おすすめユーザー層を、価格の手頃な順に解説していきます。
バックカントリーにおすすめのスノーボードブーツは、以下の7モデルです。
- 【BURTON】Tourist
- 【VANS】Verse
- 【ThirtyTwo】Jones MTB Lite
- 【K2】Aspect
- 【SALOMON】TREK
- 【DEELUXE】Spark Fusion
- 【DEELUXE】Spark XV
【BURTON】Tourist
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | BURTON |
| モデル名 | Tourist |
| フレックス | ハード |
| ウォークモード | なし |
| アウトソール | Vibram EcoStep |
バートンの「Tourist」は、バックカントリーでの山行を軸に開発されたスプリットボード対応のスノーボードブーツです。スプリットボード金具メーカーであるSpark R&Dと協業し、ツーリング性能を徹底的に磨き込んで生まれた一足です。
「Tourist」は、これからスプリットボードでバックカントリーを始めたいライダーにおすすめのスノーボードブーツです。本格的なBC装備を無理なく揃えたい入門者から、経験を積んだライダーまで幅広く対応します。
【VANS】Verse
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | VANS |
| モデル名 | Verse |
| フレックス | ミディアム〜ハード 6〜9/10(調整可) |
| ウォークモード | なし |
| アウトソール | Superenduro Waffle |
バンズの「Verse」は、同ブランドのスノーボードブーツの機能を凝縮したフラッグシップモデルです。リゾートのゲレンデからバックカントリーまで、一足で幅広くこなすオールマウンテン仕様として位置づけられています。
「Verse」は、スプリットボードを導入していなくても、スノーシューでのハイクや非圧雪の滑走を楽しみたいライダーにおすすめのスノーボードブーツです。フリーライドからバックカントリーまで、あらゆる地形を一足で兼ねたい方に向いています。
【ThirtyTwo】Jones MTB Lite

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ThirtyTwo |
| モデル名 | Jones MTB Lite |
| フレックス | スティッフ(10/10) |
| ウォークモード | あり |
| アウトソール | Michelin Fiberlite |
サーティーツーの「Jones MTB Lite」は、バックカントリーのレジェンドであるJeremy Jonesのシグネチャーモデルです。スプリットボードやハイクを前提に設計された、歩行性能特化の純バックカントリー向けスノーボードブーツです。
「Jones MTB Lite」は、スプリットボードで本格的に山へ入る中上級ライダーにおすすめのスノーボードブーツです。軽さと歩きやすさを最優先し、バックカントリーで長い距離を登る人に真価を発揮します。
【K2】Aspect

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | K2 |
| モデル名 | Aspect |
| フレックス | ハード 9/10 |
| ウォークモード | なし |
| アウトソール | Vibram Mountaineer |
ケーツーの「Aspect」は、スプリットボード専用設計として定評のあるバックカントリー向けスノーボードブーツです。長時間のBC行動に耐える、タフで堅牢な作り込みが特徴です。
「Aspect」は、何シーズンも使い込めるタフギアを求めるバックカントリーライダーにおすすめのスノーボードブーツです。確実な足元の安定と高い耐久性を重視する人に向いています。
【SALOMON】TREK

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | SALOMON |
| モデル名 | TREK |
| フレックス | スティッフ |
| ウォークモード | あり |
| アウトソール | MTN GOAT |
サロモンの「TREK」は、ツーリング性能を高めたバックカントリー対応のオールマウンテンスノーボードブーツです。登りと下りの双方を意識して設計された、機能性の高い一足です。
「TREK」は、BOAの手早い操作で登行と滑走をスムーズに切り替えたい、効率重視のバックカントリーライダーにおすすめのスノーボードブーツです。
【DEELUXE】Spark Fusion

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | DEELUXE |
| モデル名 | Spark Fusion |
| フレックス | ややハード 7/10 |
| ウォークモード | あり |
| アウトソール | Vibram EastRidge |
ディーラックスの「Spark Fusion」は、バックカントリーブーツの定番ブランドが手掛けるSparkスプリットボードラインの一足です。バックカントリーに必要なテクノロジーを網羅した、完全防水のオールマウンテンスブーツです。
「Spark Fusion」は、スプリットボードでロングツアーやマルチデイの山行に入る本格バックカントリーライダーにおすすめのスノーボードブーツです。足元の信頼性を最優先する人に向いています。
【DEELUXE】Spark XV

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | DEELUXE |
| モデル名 | Spark XV |
| フレックス | ハード |
| ウォークモード | あり |
| アウトソール | Vibram Icelock |
ディーラックスの「Spark XV」は、フリーライドワールドツアー覇者Xavier de le Rueのシグネチャーモデルです。Sparkラインの旗艦に位置づけられる、フリーライド寄りのバックカントリー向けスノーボードブーツです。
「Spark XV」は、重い荷物を背負ってのスティープやビッグライン狙いの上級バックカントリーライダーにおすすめのスノーボードブーツです。足元のホールドとサポート力が非常に高いので、剛性と滑走性能を妥協したくない人に向いています。
バックカントリー向けブーツを使うときの注意点
バックカントリー用のスノーボードブーツを最大限に活かすために、知っておきたい注意点を解説します。モデル選びと合わせて押さえておくことで、バックカントリーの楽しさを存分に引き出せます。
バックカントリー向けスノーボードブーツを快適に使い続けるために、知っておきたい注意点は以下の4点です。
- スプリットボード/スノーシューなど歩行ギアと組み合わせる
- アイゼン(クランポン)・装備の互換性を事前に確認する
- 熱成型インナーのフィッティングとサイズ選びに注意する
- 防水・保温性能を保つメンテナンスをする
スプリットボード/スノーシューなど歩行ギアと組み合わせる
モデルにもよりますが、バックカントリー向けスノーボードブーツは、単体ではその性能を発揮できない場合があります。山を登るための歩行ギアと組み合わせて、初めて一つのシステムとして機能します。
これからバックカントリーを始める場合は、ブーツ選びと並行して歩行ギア全体の構成を考えることをおすすめします。装備全体のバランスが、行動の快適さを左右します。
アイゼン(クランポン)・装備の互換性を事前に確認する
急斜面や氷雪の登行でアイゼンを使う予定なら、スノーボードブーツとの互換性の確認が欠かせません。ワンタッチアイゼンは、かかとのヒールウェルト形状が合わないと装着できないためです。
バックカントリーで安全に行動するために、装備同士の相性は妥協せず事前にチェックすることをおすすめします。専門ショップで実際に合わせて確認すると安心です。
熱成型インナーのフィッティングとサイズ選びに注意する
サーモインナーを備えたスノーボードブーツは、熱成型によって自分の足型に合わせられます。ただし、フィッティングを正しく行わないと、本来の性能を引き出せません。
購入後は専門店で熱成型を行い、自分の足型にフィットさせることをおすすめします。ぴったり合ったブーツは、登りも下りも快適さが大きく変わります。
防水・保温性能を保つメンテナンスをする
バックカントリー向けスノーボードブーツの防水性と保温性は、使い続けるうちに少しずつ低下します。性能を長持ちさせるには、日々のメンテナンスが欠かせません。
アウターには定期的に防水ケアを施し、撥水性能を維持することをおすすめします。丁寧な手入れが、スノーボードブーツを長くベストな状態に保ちます。
まとめ:バックカントリー対応ブーツで未踏のパウダーを楽しもう
この記事では、バックカントリーにおすすめのスノーボードブーツ7選と、その選び方を解説しました。自分の足で山を登り、ノートラックのパウダーを滑る体験は、バックカントリーならではの大きな魅力です。
ブーツを一足変えるだけで、一日の疲労や滑りの質は大きく変わります。自分のスタイルとレベルに合ったバックカントリー対応のスノーボードブーツを手に入れて、未踏のパウダーを存分に楽しんでください。



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