【CROOJA】全グラトリボードの違いと板の種類を解説!おすすめモデルも紹介

CROOJA(クロージャ)は、グラトリに適した設計の高性能ボードを展開する国産スノーボードブランドです。グラトリを軸にしながら複数の形状やフレックスのモデルを展開しており、各自のレベルやスタイルに合わせたグラトリボードを選べます。

この記事では、グラトリボードとして人気のCROOJAの板について、特徴や形状の種類をわかりやすく解説します。全モデルの中からグラトリのスタイル別におすすめの板も紹介しますので、CROOJAのボード選びに迷っている人はぜひチェックしてください。

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CROOJAとはグラトリに適したスノーボードブランド

「CROOJA(クロージャ)」とはグラトリライダー向けに2022年にスタートした国産スノーボードブランドです。グラトリ界のトップに君臨するライダー「江端翔兵」と、若い世代に絶大な人気を誇る若手のエース「中川智貴」の2人によって立ち上げられました。

「最先端のグラトリを楽しく本気でする」というコンセプトを掲げ、グラトリ向けの設計や性能を備えた高性能なモデルラインナップを展開しています。CROOJAはグラトリ初心者から上級者まですべてのレベルやスタイルに合わせたモデルを取り揃えており、グラトリを本気で楽しみたい人や上達したい人におすすめのブランドです。

CROOJAの板の形状と種類

CROOJAのスノーボードはライダーの滑走スタイルやレベルに合わせて、主に以下の3種類の形状が採用されています。それぞれの形状が持つ特性を理解することで、自分に最適なボードを選択できます。

  • キャンバー
  • ハイブリッドキャンバー(可変キャンバー)
  • ダブルキャンバー

キャンバー

CROOJAのキャンバーはボードの中央部分がアーチ状に反り上がっている伝統的な形状です。ただしCROOJAのキャンバーは一般的なキャンバーよりも少し低め設定されており、グラトリ向きに最適化されています。

キャンバー形状はエッジグリップ力と反発力が優れているため、オーリーやノーリーの際にはボードの力をダイレクトに伝え、力強いポップ感を得られます。滑走の安定性も高いため、グラトリ導入時のターンの入りや先行動作がしやすくなることもメリットです。

CROOJAでキャンバー形状が採用されているモデルは「LOCUST」です。

ハイブリッドキャンバー(可変キャンバー)

CROOJAのハイブリッドキャンバー(可変キャンバー)は、乗る位置によって形状が少し変化するキャンバー形状です。CROOJAの場合、中央部分をフラットな形状にすることで板のトーション(ねじれ)を使いやすくしており、乗り手の自由な動きを引き出すことを目的としています。

足元にはキャンバーを配置しているためしっかりとしたエッジグリップと反発力を備え、ノーリーやオーリー、スピン系のグラトリにも対応します。CROOJAのハイブリッドキャンバーは安定感と遊びやすさに優れたボード形状であり、さまざまなグラトリのメイクをアシストしてくれます。

CROOJAでハイブリッドキャンバー形状が採用されているモデルは「BEETLE」「HORNET」「MANTIS」の3モデルです。

ダブルキャンバー

ダブルキャンバーは2つのキャンバー(アーチ)がノーズとテールにそれぞれ配置され、接地面が3点になる形状です。CROOJAの場合は少し強めのダブルキャンバー形状となっており、簡単にしなるように設計されています。これによって力を入れずとも簡単に片足を浮かせることが可能になり、乗り系のグラトリが格段にしやすくなります。

一般的なダブルキャンバーは弾き系のグラトリがしにくいという弱点がありますが、CROOJAの場合は簡単に弾けるように最適化されています。CROOJAのダブルキャンバーは操作性と反発性に優れ、どんなグラトリの技も可能にしてくれる性能を備えています。

CROOJAでダブルキャンバー形状が採用されているモデルは「WORM」です。

CROOJAボードの特徴とテクノロジー

CROOJAのスノーボードに搭載されている主要機能やテクノロジーを以下に詳しく解説します。

  • Bamboo Hybrid Core (バンブーハイブリッドコア)
  • Beveling 1.5° (ビベリング 1.5°)
  • Light Top Sheet (ライトトップシート)
  • Sintered Sole (シンタードソール)
  • Steel Edge (スチールエッジ)

Bamboo Hybrid Core (バンブーハイブリッドコア)

CROOJAの「Bamboo Hybrid Core」は、軽量かつしなりに強い竹をコアに織り込んだボード構造です。竹のしなやかさと反発力によってトリック時のボード操作が軽くなり、グラトリや空中での操作を快適にします。

実際にユーザーからは「軽量なので取り回しが良く、グラトリ初心者でもスムーズに動かせた」と評価されており、グラトリを本格的に楽しみたい人におすすめです。

Beveling 1.5° (ビベリング 1.5°)

CROOJAの「Beveling 1.5°」はエッジに1.5度の角度を付ける加工で、グラトリ時の逆エッジのリスクを抑えるボード構造です。これによりグラトリやターン時の雪の引っ掛かりを抑え、板の取り回しが良くなるため、グラトリ初心者でも安心して技に集中できるようになります。

Light Top Sheet (ライトトップシート)

CROOJAの「Light Top Sheet」は従来品に比べて約50%軽量化された新素材のトップシートです。これを採用することでボードを最大限軽量化させ、グラトリでの操作性を向上させています。

軽いボードはグラトリでのスピンや空中コントロールがしやすく、CROOJAの板は多くのレビューで「振り回しが楽・気持ちいい」と絶賛されています。

Sintered Sole (シンタードソール)

CROOJAの「Sintered Sole」は、高密度でワックス保持力に優れた素材を使用したボードのソール(底面)です。このソールによって滑走性能と耐久性の両方が強化され、あらゆる雪質において安定した滑りを発揮します。

メンテナンスの頻度を抑えつつ性能を長く維持できる点も「Sintered Sole」のメリットです。

Steel Edge (スチールエッジ)

CROOJAの「Steel Edge」は、耐久性と剛性に優れたスチール製のエッジで、非常に強度が高くトリックや強いねじれにも対応できます。特にグラトリやジブ中心の使用でも安心感があり、耐久性の高さが長く使えるボードの条件を満たしています

CROOJAの全5種類のボードを比較

CROOJAのボードはすべてグラトリ向けの設計ですが、それぞれ異なる特性を持ち多様なライダーのニーズに応えるラインナップとなっています。CROOJAボードの全モデルを以下に解説します。

スクロールできます
モデル名形状(シェイプ)形状(チップ)フレックス(硬さ)スタイルジェンダー
LOCUSTキャンバーツインややソフトグラトリ、ラントリメンズ
MANTISハイブリッドキャンバーツインミディアムグラトリ、オールラウンドメンズ
BEETLEハイブリッドキャンバーツインややハードグラトリ、ラントリ、オールラウンドメンズ
WORMダブルキャンバーツインややソフトグラトリユニセックス
HORNETハイブリッドキャンバーツインソフトグラトリレディース

LOCUST

モデル名LOCUST(ローカスト)
形状(シェイプ)キャンバー
形状(チップ)ツイン
フレックス(硬さ)ミディアムソフト
スタイルグラトリ、ラントリ

CROOJAの「LOCUST」はグラトリ初心者にも扱いやすく操作性に優れたキャンバー形状のボードです。一般的なキャンバーよりも低めのキャンバー構造となっており、全体的にややソフトフレックス(柔らかめ)で扱いやすいのが特徴です。

エッジのグリップ力と反発にも優れているため、高さのあるスピン系のグラトリや中高速域でのラントリにも適しています。「LOCUST」はCROOJAのベースとなっている板で、板のしなる感覚や動き方を学ぶ初心者にもおすすめのボードです。

MANTIS

モデル名MANTIS(マンティス)
形状(シェイプ)ハイブリッドキャンバー
形状(チップ)ツイン
フレックス(硬さ)ミディアムフレックス
スタイルグラトリ、オールラウンド

「MANTIS」はすべてのグラトリライダーに適したCROOJAの最軽量モデルです。ハイブリッドキャンバー形状を採用し、グラトリに最適化されつつもオールラウンドに使える汎用性の高いボードとして位置づけられています。

適度な反発としなりを持ち、とにかく軽いため、ジャンプ系のグラトリや空中での操作も覚えやすいことが特徴です。「MANTIS」は適度なミディアムフレックスでどんなコンディションにも対応し、グラトリ初心者から上級者まですべての人におすすめのグラトリボードです。

BEETLE

モデル名BEETLE(ビートル)
形状(シェイプ)ハイブリッドキャンバー
形状(チップ)ツイン
フレックス(硬さ)ミディアムハード
スタイルグラトリ、ラントリ、オールラウンド

CROOJAの「BEETLE」はグラトリ中上級者におすすめのハイブリッドキャンバーモデルです。板のキャンバー部分がフラットな形状で、絶妙なフレックスバランスによって高反発と操作性を両立しています。

「BEETLE」はCROOJAの中で最も反発が強くジャンプ力があるため、高回転のグラトリや高さのあるトリックも簡単にできるようになります。エッジのグリップ力もあり中高速域での安定性も高いため、速くてキレのあるグラトリやラントリなどの練習をしたい人にもおすすめのボードです。

WORM

モデル名WORM(ワーム)
形状(シェイプ)ダブルキャンバー
形状(チップ)ツイン
フレックス(硬さ)ミディアムソフト
スタイルグラトリ

CROOJAの「WORM」は、強めのダブルキャンバーを備えたグラトリボードです。CROOJAの中で最もグラトリに特化したモデルで、ダブルキャンバー特有のしなやかさとエッジのグリップ力を持ち合わせています。

特に乗り系のグラトリが格段にしやすく、片側に重心を乗せるだけで勝手に逆側の足が浮き上がるほどしなやかな設計です。板のエッジを使えば爆発的な反発を生み出すことも可能なので、反発を使った高回転のグラトリや弾き系のトリックも簡単になります。

「WORM」はグラトリに最適化された操作性と反発性を兼ね備え、どんなトリックも可能にしてくれるボードです。他のスタイルは気にせず、とにかくグラトリに集中して楽しみたいという人におすすめです。

HORNET

モデル名HORNET(ホーネット)
形状(シェイプ)ハイブリッドキャンバー
形状(チップ)ツイン
フレックス(硬さ)ソフトフレックス
スタイルグラトリ

「HORNET」はハイブリッドキャンバー形状を採用したCROOJAのレディースモデルです。女性の脚力でも簡単に操作できるように設計されており、グラトリやジブなどのフリースタイルトリックで高いパフォーマンスを発揮します。

操作性に優れたソフトフレックスかつ超軽量なボードなので、足への負担も少なく、1日中快適にスノーボードを楽しめます。「HORNET」は軽快で自由な滑りを楽しみたいグラトリ女子におすすめのボードです。

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