- OGASAKAのスノーボードはモデルが多くて、どれを選べばいいかわからない
- CTやFC、XCなどのシリーズで、乗り味や対象レベルの何が違うのか知りたい
- 初心者でも扱いやすいOGASAKAのスノーボードはどれ?
「OGASAKA」は日本最古のスキーメーカー「小賀坂スキー製作所」から1987年に誕生したブランドで、競技選手から週末ライダーまで幅広く支持される国産カービングスノーボードの代表格です。長野市の本社工場で職人が1本ずつ仕上げる品質と、雪面をしっかりとらえるカービング性能に定評があります。
この記事では、OGASAKAの特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、26-27シーズンの現行スノーボードを全モデル比較します。用途別のおすすめモデルも紹介しますので、OGASAKAのスノーボードが気になっている人はぜひチェックしてください。
OGASAKAとはどんなスノーボードブランド?
OGASAKAとは、長野市の市街地に本社工場を構える「小賀坂スキー製作所」から1987年に誕生した国産スノーボードブランドです。ゲレンデを滑るフリースタイルボードからパウダーボード、ハードブーツで滑るアルパインボードまで、OGASAKAはカービング性能を軸にスノーボードを設計しています。
FIS(国際スキー・スノーボード連盟)の国際大会でもOGASAKAのアルパインボードが結果を残しており、国内外の競技の場で性能が試されているスノーボードブランドです。
OGASAKAのブランドコンセプト
OGASAKAは「高性能」「高品質」「高耐久性」の3つをものづくりの柱に掲げています。ブランドを表すキーワードは「CARVING」「MADE IN JAPAN」「NAGANO」の3語で、カービングのためのスノーボードを長野で作り続けるというOGASAKAの姿勢を表した言葉です。
製造は日本の職人が経験と技術を生かし、1本ずつ丁寧に仕上げています。創業者の小賀坂濱太郎から続く使い手目線のものづくりが、現在のOGASAKAのスノーボードにも受け継がれています。
OGASAKAの歴史・創業背景
OGASAKAの母体である小賀坂スキー製作所は、公式サイトで「創業113年」とうたう日本最古のスキーメーカーです。スキーづくりで培った技術を生かして1985年度にスノーボードの試作を始め、1987年にスノーボードブランドとしてのOGASAKAが誕生しました。
現行ラインナップの看板モデルも長い歴史を持ち、フリースタイルカービングボードの「FC」は1997年の登場以来改良を重ねてきました。2004年度にソフトフレックスのフリースタイルボードとして加わった「CT」も、モデルチェンジを繰り返しながらOGASAKAの中心シリーズに育っています。
OGASAKAの特徴・強み
OGASAKAの強みは、競技の現場で積み重ねてきた実績です。JSBAテクニカル選手権では1990年代に相沢盛夫さんが優勝を重ね、2000年代以降も中本優子さんや新野裕幸さんらOGASAKAのライダーがタイトルを獲得してきました。
公式サイトでは各モデルの位置づけを「ターンと遊び」の割合と、フリースタイル系で6段階のフレックス(ボードの硬さ・しなりやすさ)のイメージで示しています。今乗っているスノーボードから硬さを上げるか下げるかで、OGASAKAの次の1本を選びやすい点もライダーにとってのメリットです。
OGASAKAの機能とテクノロジー
ここではOGASAKAのスノーボードに搭載されている素材や構造の技術を解説します。芯材とプレート、補強材、ソール、シェイプの5つは多くのモデルに共通しており、モデル比較の前に知っておくと各スノーボードの違いが読み取りやすくなる要素です。
OGASAKAのスノーボードに採用されている主な機能・テクノロジーは以下の5つです。
- ナチュラルウッドコア|モデルごとに作り分ける芯材
- PCプレート|TYPE-SとTYPE-OG1
- カーボンリボンとIZANAS|反発と強度を高める補強材
- コンベックスソール|操作性を高める凸型の滑走面
- ハンマーヘッド形状|有効エッジを長く取るシェイプ
ナチュラルウッドコア|モデルごとに作り分ける芯材
ウッドコアとはスノーボードの内部に入っている木製の芯材で、ボードのしなりや反発、強度を左右する部分です。OGASAKAは天然木特有の「粘り」は人工素材ではまだ再現できないと考え、厳選した木材を芯材に使っています。
芯材の種類は乗り味を大きく左右し、26-27モデルの「CT」は芯材をNVコアからBXコアに変えて軽さと扱いやすさを高めました。「ORCA」もASP2コアから3Sコアに変えて反発を生かしたカービングをしやすくしており、OGASAKAのスノーボードは芯材の名前からモデルの性格を読み取れます。
PCプレート|TYPE-SとTYPE-OG1
PCプレートは、グラスファイバーを編み込んでボードの足元に入れる補強用のプレートです。OGASAKAはデッキ面からの衝撃やビンディングの角が当たる衝撃からウッドコアを守るため、フリースタイル系のスノーボードにPCプレートを搭載しています。
TYPE-OG1はCTシリーズの硬めのモデルや「CT-TWIN」、CTのワイドサイズに採用されています。スピードを出してカービングしたいライダーやジャンプを多用するライダーは、OGASAKAのスペック表でPCプレートの種類を確かめると、スノーボードの安定感の違いをつかみやすくなります。
カーボンリボンとIZANAS|反発と強度を高める補強材
補強材は芯材と組み合わせて積層する素材で、スノーボードの反発力や強度を調整する役割を担う部分です。OGASAKAの多くのモデルはグラスファイバーにカーボンリボン(炭素繊維を帯状にした補強材)を組み合わせており、幅の細いナローと幅の広いワイドを使い分けています。
IZANASは東洋紡エムシーの超高強力ポリエチレン繊維で、OGASAKAはCTシリーズやFC系の一部に高反発・高強度の補強材として採用しています。IZANAS入りのスノーボードは、強い反発を生かしたダイナミックなカービングや高いオーリー(ボードのしなりを使って跳び上がる技)を得意としています。
コンベックスソール|操作性を高める凸型の滑走面
コンベックスソールとは、スノーボードの滑走面を平らではなく、わずかに盛り上がった凸型に仕上げたソールです。OGASAKAの多くのモデルは、スペック表のソール仕上げの欄に「convex sole」と記されています。
ゲレンデを幅広く滑るモデルはコンベックスソール、カービングに特化したXCシリーズはセミフラットという分け方になっているため、OGASAKAのスノーボードはソールの仕上げからもモデルの性格を読み取れます。
ハンマーヘッド形状|有効エッジを長く取るシェイプ
ハンマーヘッド形状とは、ノーズ(ボードの先端)とテール(後端)を丸く絞らず、角張った平らな形にしたシェイプです。全長に対して有効エッジ(ターン中に雪面をとらえて働くエッジの長さ)を長く取れるため、OGASAKAのハンマーヘッド系スノーボードはエッジのグリップ力とターン中の安定感に優れています。
ハンマーヘッド形状は、ラウンド形状(ノーズとテールが丸い一般的な形)に比べて低速での細かい操作が苦手です。低速での扱いやすさや自由な滑りを重視するならラウンド形状のCTシリーズ、高速のカービングを突き詰めるならハンマーヘッド系と、OGASAKAのスノーボードは形状で選び分けられます。
OGASAKAの全モデルの種類を比較
ここで紹介するのは、OGASAKAの26-27シーズンのスノーボード全モデルの種類と違いです。形状と用途でグループに分け、グループごとの比較表とモデルの詳細を順に紹介します。
OGASAKAのスノーボードは、形状や用途に応じて以下の7つのシリーズに分けて紹介します。
- 完全ハンマーヘッドのカービング専用モデル
- セミハンマーヘッドのFCシリーズ
- ラウンド形状のCTシリーズ
- 雪質・地形を選ばないオールラウンドモデル
- パウダーボードSHINシリーズ
- スプリットボードFACETシリーズ
- アルパインボード
完全ハンマーヘッドのカービング専用モデル
ソフトブーツでアルパインボードのようなカービングを目指すライダー向けの、OGASAKAのカービング専用スノーボードです。どちらも完全ハンマーヘッド形状とセミフラットのソールを採用し、「XC LE」は硬さと高速安定性、「XC-R」は曲がりやすさを重視しています。比較表の後に各モデルの詳細を紹介します。
| モデル名 | 形状 | 芯材 | 補強材 | ソール | 対象レベル |
|---|---|---|---|---|---|
| XC LE | 完全ハンマーヘッド | OGK2 | メタル(A7178) | セミフラット | 上級〜エキスパート |
| XC-R | 完全ハンマーヘッド | BX2 | グラス+カーボンリボン | セミフラット | 中級〜エキスパート |
XC LE

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | XC LE |
| 形状 | 完全ハンマーヘッド |
| 芯材 | OGK2 |
| 補強材 | メタル(A7178) |
| 対象レベル | 上級〜エキスパート |
「XC LE」は、グラスファイバー補強だった「XC」に代わるメタル補強版として登場した、OGASAKAの限定生産モデルです。芯材の上下に1枚ずつ、計2枚のメタル(A7178)を全面に使っており、OGASAKAのフリースタイル系スノーボードの中で最も硬い位置づけです。
26-27モデルでは158のみフレックスバランスをわずかにソフトな方向へ調整し、低速時の操作性を高めました。ソフトブーツでアルパインのようなカービングを追求したい上級者〜エキスパートにおすすめで、メタルボードの曲がりや折れ、剥離は保証対象外と公式に明記されています。
XC-R

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | XC-R |
| 形状 | 完全ハンマーヘッド |
| 芯材 | BX2 |
| 補強材 | グラス+カーボンリボン |
| 対象レベル | 中級〜エキスパート |
「XC-R」は、フリースタイルレースカービングモデル「XC」をベースに、扱いやすさと速さの両立を狙ったOGASAKAのカービング専用スノーボードです。「XC」よりもサイドカーブ(ボード側面のくびれのカーブ)を深くして曲がりやすさを高め、高速安定性で一歩譲るかわりにターンのしやすさを優先しています。
ソフトブーツでアルパインのような本格的なカービングに挑戦したい人にとって、最初に選びやすいハンマーヘッドのスノーボードです。カービングボードを初めて試す中級者や、「XC LE」ほどの硬さは求めないエキスパートにおすすめします。
セミハンマーヘッドのFCシリーズ
カービング性能とフリースタイルの自由度を両立した、OGASAKAのFCシリーズのスノーボードです。標準の「FC」と、硬さと加速性を突き詰めた「FC-S」の違いを比較表で整理し、続けて各モデルの詳細を紹介します。
| モデル名 | 形状 | 芯材 | 補強材 | ソール | 対象レベル |
|---|---|---|---|---|---|
| FC-S | – | 3S | グラス+IZANAS複合 | コンベックス | 上級〜エキスパート |
| FC | セミハンマーヘッド | BX/OGK2 | グラス+カーボンリボン | コンベックス | 中級〜エキスパート |
FC-S

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | FC-S |
| 形状 | – |
| 芯材 | 3S |
| 補強材 | グラス+IZANAS複合 |
| 対象レベル | 上級〜エキスパート |
「FC-S」は、FCシリーズから高速域の安定性と加速性を突き詰めた、OGASAKAのエキスパートモデルです。JSBAテクニカル選手権フリースタイル女子クラスで11度優勝の中本優子さんと、JSBAデモンストレーター(日本スノーボード協会が認定する模範滑走者)の越博さんが使用しています。
26-27モデルでは芯材を3Sコアに変え、補強材にIZANASを加えてエッジグリップとターン後半の抜けの良さを強化しました。高速域のカービングを伸ばしたい上級者〜エキスパートにおすすめのスノーボードで、157Wと160W、163Wのワイドサイズもあるため足の大きいライダーも選べます。
FC

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | FC |
| 形状 | セミハンマーヘッド |
| 芯材 | BX/OGK2 |
| 補強材 | グラス+カーボンリボン |
| 対象レベル | 中級〜エキスパート |
「FC」は、1997年の登場以来改良を続けてきた、OGASAKAのセミハンマーヘッド形状のフリースタイルカービングボードです。SAJ技術選フリースタイル女子で3連覇中の吉村美乃梨さんと、同大会の男子で2022年と2023年に2連覇した滝口雅司さんがメインで使用しています。
ラウンド形状に比べると低速での細かい操作は苦手なため、CTシリーズでカービングの基礎を身につけてステップアップを考えている中級者〜エキスパートにおすすめのスノーボードです。157Wと160W、163Wのワイドサイズもそろっています。
ラウンド形状のCTシリーズ
公式が「迷ったらCT」と呼ぶ「CT」を中心にした、OGASAKAのラウンド形状のスノーボードシリーズです。硬い順に「CT-S」「CT-IZ」「CT」と並び、ツインチップの「CT-TWIN」が加わります。比較表で選び分けの目安を示したあと、各モデルの詳細を紹介します。
| モデル名 | 形状 | 芯材 | 補強材 | ソール | 対象レベル |
|---|---|---|---|---|---|
| CT-S | ラウンド/ディレクショナル | ASP2 | グラス+カーボンシート | コンベックス | 中級〜エキスパート |
| CT-IZ | ラウンド/ディレクショナル | NV | グラス+IZANAS複合 | コンベックス | 中級〜エキスパート |
| CT | ラウンド/ディレクショナル | BX/BX2 | グラス+カーボンリボン | コンベックス | 初級〜エキスパート |
| CT-TWIN | ツインチップ | BX | グラス+IZANAS複合 | コンベックス | 初級〜エキスパート |
CT-S

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | CT-S |
| 形状 | ラウンド/ディレクショナル |
| 芯材 | ASP2 |
| 補強材 | グラス+カーボンシート |
| 対象レベル | 中級〜エキスパート |
「CT-S」は、CTシリーズの中で最も硬いOGASAKAのエキスパートモデルです。JSBAテクニカル選手権フリースタイル男子で7度優勝した新野裕幸さんと、SAJ技術選フリースタイル女子で3度優勝した月岡雛乃さんがメインで使用しています。
26-27モデルでは154と156のフレックスバランスを調整し、エッジグリップを保ったままターン後半の抜けを良くしました。加速しながら斜面を落ちていけるようにサイドカーブを浅くしているぶん扱いは難しく、カービングをさらに進化させたい中級者〜エキスパートにおすすめのスノーボードです。
CT-IZ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | CT-IZ |
| 形状 | ラウンド/ディレクショナル |
| 芯材 | NV |
| 補強材 | グラス+IZANAS複合 |
| 対象レベル | 中級〜エキスパート |
「CT-IZ」は、「CT」よりも少し硬く反発力と高速安定性を高めた、OGASAKAのカービング系オールラウンドボードです。硬さは「CT」と「CT-S」の中間にあたり、「CT」の滑走性能に物足りなさを感じ始めたライダーのステップアップ先になります。
26-27モデルは性能の変更がなく、146と148の限定モデルで使われていたワニのイラストのデザインが150にも広がりました。カービングとパワフルなグラトリの両方を楽しみたい中級者〜エキスパートには、OGASAKAのラインナップの中でもおすすめしやすいスノーボードです。
CT

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | CT |
| 形状 | ラウンド/ディレクショナル |
| 芯材 | BX/BX2 |
| 補強材 | グラス+カーボンリボン |
| 対象レベル | 初級〜エキスパート |
「CT」は、公式サイトが「迷ったらCT」と呼ぶ、OGASAKAで最も人気の高いカービング系オールラウンドボードです。ラウンド形状にディレクショナル(前後に方向性を持たせた設計)とキャンバー(ボード中央が雪面から浮き上がる弓なりの構造)を組み合わせた、オーソドックスなスノーボードに仕上がっています。
26-27モデルでは芯材をNVコアからBXコアに、補強材をグラスとカーボンリボンの組み合わせに変え、軽さと扱いやすさを高めました。初めてOGASAKAを選ぶ初級者からエキスパートまでにおすすめで、139〜161のサイズに154Wと156W、158Wのワイドサイズも加わり、体格を問わず選べるスノーボードです。
CT-TWIN

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | CT-TWIN |
| 形状 | ツインチップ |
| 芯材 | BX |
| 補強材 | グラス+IZANAS複合 |
| 対象レベル | 初級〜エキスパート |
「CT-TWIN」は、OGASAKAで唯一のツインチップ(ノーズとテールが同じ形で前後どちらにも滑れる形状)モデルで、グラトリとジャンプに特化しています。前後どちらでも同じように扱えるため、スイッチ(普段と逆向きのスタンス)での双方向のカービングにも向いたスノーボードです。
サイズ展開も151〜156の3サイズから154〜158の3サイズへロング化され、カービング性能が強化されています。グラトリやジャンプに加えてスイッチでのカービングも楽しみたい、フリースタイル派の初級者〜エキスパートにおすすめのスノーボードです。
雪質・地形を選ばないオールラウンドモデル
ゲレンデの荒れた斜面や湿った雪、地形やパウダーまで1本でこなしたいライダー向けの、OGASAKAのオールラウンドなスノーボードです。ワイドな「ORCA」、ゲレンデの外まで楽しめる「SPROUT」、最も扱いやすい「TF」の違いを比較表で示し、続けて各モデルの詳細を紹介します。
| モデル名 | 形状 | 芯材 | 補強材 | ソール | 対象レベル |
|---|---|---|---|---|---|
| ORCA | ラウンドワイド | 3S | グラス+カーボンリボン | コンベックス | 中級〜エキスパート |
| SPROUT | キャンバー(パウダー形状) | OGK2 | グラス+カーボンリボン | コンベックス | 中級〜エキスパート |
| TF | 台形 | NV | グラスファイバー | コンベックス | 初級〜上級 |
ORCA

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ORCA |
| 形状 | ラウンドワイド |
| 芯材 | 3S |
| 補強材 | グラス+カーボンリボン |
| 対象レベル | 中級〜エキスパート |
「ORCA」は、ブーツサイズの大きい人のために開発が始まった、OGASAKAのラウンドワイドボードです。開発はJSBAデモンストレーターに8度認定された現役ライダーの臼井裕二さんが担当しており、臼井さん自身も使用しています。
重さと太さがあるため初級者向けではありませんが、足の大きいライダーや、荒れた斜面でもエッジを立てる感覚を磨きたい中級者〜エキスパートにおすすめのスノーボードです。
SPROUT

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | SPROUT |
| 形状 | キャンバー(パウダー形状) |
| 芯材 | OGK2 |
| 補強材 | グラス+カーボンリボン |
| 対象レベル | 中級〜エキスパート |
「SPROUT」は、雪質と地形を問わずに楽しめるOGASAKAのオールテレインボードです。名前は英語で「新芽」を意味し、新芽が芽吹く春先までスノーボードを楽しんでほしいという願いが込められています。
公式はゲレンデ内のオールラウンダーである「TF」や「CT」に対し、「SPROUT」をゲレンデの枠を超えて楽しめるオールラウンダーと位置づけています。地形やパウダーも含めて1本でシーズンを通して滑りたい中級者〜エキスパートに、OGASAKAが用意したおすすめのスノーボードです。
TF

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | TF |
| 形状 | 台形 |
| 芯材 | NV |
| 補強材 | グラスファイバー |
| 対象レベル | 初級〜上級 |
「TF」は「The Free」の略で、OGASAKAの中で最も扱いやすく自由度の高いオールラウンドボードです。独自の指標である「ターンと遊び」の割合で、遊びの比率がターンを上回るモデルはOGASAKAのラインナップに「TF」しかありません。
地形の変化になじみやすく、コブ斜面や湿雪、パウダーでも抵抗感が少ないため、OGASAKAを初めて選ぶ初級者から気軽に遊びたい上級者までにおすすめです。カービング性能を突き詰めたいライダーには、CTシリーズやFCシリーズのほうが向いています。
パウダーボードSHINシリーズ
シーズンごとの「SHIN」をテーマに刻んでいく、OGASAKAのパウダーボードシリーズです。26-27のテーマは「新」で、基本形の「SHIN」、スワローテールの「SHIN SW」、キャンバー構造の「SHIN SWCA163」の違いを比較表で示し、続けて各モデルの詳細を紹介します。
| モデル名 | 形状 | 芯材 | 補強材 | ソール | 対象レベル |
|---|---|---|---|---|---|
| SHIN | Sロッカー | OGK2 | グラスカーボン複合 | コンベックス | 中級〜エキスパート |
| SHIN SW | スワローテール/Sロッカー | OGK2 | グラスファイバー | コンベックス | 中級〜エキスパート |
| SHIN SWCA163 | スワローテール/キャンバー | OGK2 | グラスファイバー | コンベックス | 中級〜エキスパート |
SHIN

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | SHIN |
| 形状 | Sロッカー |
| 芯材 | OGK2 |
| 補強材 | グラスカーボン複合 |
| 対象レベル | 中級〜エキスパート |
「SHIN」は、OGASAKAが長年の経験とテクノロジーを受け継いで作るパウダーボードシリーズの基本形です。26-27のテーマ「新」には、過去の知識や経験を大切にしながら新しい考え方を見出してほしいという、温故知新の願いが込められています。
パウダーボード選びで迷ったら、公式が最初にすすめるオールラウンドメンズの156が基準です。女性はより柔らかく扱いやすいショートの144かレディースの148、長さが欲しいライダーは160や167を選べます。初めてパウダーボードを選ぶ人からエキスパートまでにおすすめで、ゲレンデでのカービングも楽しめます。
SHIN SW

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | SHIN SW |
| 形状 | スワローテール/Sロッカー |
| 芯材 | OGK2 |
| 補強材 | グラスファイバー |
| 対象レベル | 中級〜エキスパート |
「SHIN SW」は、SHINシリーズのスワローテール(テールが魚の尾のように割れた形状)版で、レディースサイズのSW152とオールラウンドメンズサイズのSW158をそろえたOGASAKAのパウダーボードです。SW152は26-27モデルで新たに加わりました。
Sロッカー構造と短めのレングスでキビキビ動けるため、木々の間を縫って滑るタイトなツリーランでも扱いやすいスノーボードです。公式もスワローテールに乗ったことのない人へ最初にすすめており、スワローテールを初めて試す中級者〜エキスパートにおすすめします。
SHIN SWCA163

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | SHIN SWCA163 |
| 形状 | スワローテール/キャンバー |
| 芯材 | OGK2 |
| 補強材 | グラスファイバー |
| 対象レベル | 中級〜エキスパート |
「SHIN SWCA163」は、SHINシリーズで主流のSロッカー構造ではなく、キャンバー構造を採用したOGASAKAのスワローテールボードです。パウダーボードの形をしながら、圧雪されたゲレンデでのカービング性能も高く仕上げています。
パウダーとゲレンデのカービングを1本で両立させたい中級者〜エキスパートにおすすめのスノーボードです。サイズは163の1サイズのみなので、体格に合うかを取扱店で相談してから選ぶと安心できます。
スプリットボードFACETシリーズ
スプリットボード(縦に2枚に分割してスキーのように斜面を登り、組み合わせてスノーボードとして滑るボード)は、バックカントリー(スキー場の管理区域外の山岳エリア)で使われるボードです。
OGASAKAのFACETシリーズはどちらも限定生産で、スクエアテールの「FACET」とスワローテールの「FACET SW」の違いを比較表で示し、続けて各モデルの詳細を紹介します。
| モデル名 | 形状 | 芯材 | 補強材 | ソール | 対象レベル |
|---|---|---|---|---|---|
| FACET | スプリットボード | SP3/SP4 | グラスファイバー | コンベックス | エキスパート |
| FACET SW | スワローテール | SP3 | グラスファイバー | コンベックス | エキスパート |
FACET

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | FACET |
| 形状 | スプリットボード |
| 芯材 | SP3/SP4 |
| 補強材 | グラスファイバー |
| 対象レベル | エキスパート |
「FACET」は、OGASAKAが「高品質」「高性能」「高耐久性」を追求した限定生産のスプリットボードです。海外のSPLITBOARD MAGAZINEでは2020年に「BEST BIG MOUNTAIN賞」、2022年と2024年に「BEST FINISH賞」を受賞しています。
26-27モデルでは152が復活し、159はツアーブラケット(登るときにビンディングを取り付ける金具)用のインサートホールを前方へ10mm移しました。159と165は補強材にIZANASを併用しており、バックカントリーで登りと滑りの両方を重視するエキスパートにおすすめのスノーボードです。
FACET SW

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | FACET SW |
| 形状 | スワローテール |
| 芯材 | SP3 |
| 補強材 | グラスファイバー |
| 対象レベル | エキスパート |
「FACET SW」は、FACETのスワローテールシリーズで、26-27モデルでSW162とSW168が復活したOGASAKAのスプリットボードです。スワローテール形状によってパウダーの中でもずれにくいターンができ、テールを細かく動かせる操作性も備えています。
スワローテールシリーズには、シール(登るときに滑走面に貼る滑り止め)を引っ掛けるシールフック加工もあらかじめ施されています。深雪での浮力と操作性を重視してバックカントリーを滑るエキスパートにおすすめのスノーボードです。
アルパインボード
ハードブーツで滑る、OGASAKAのアルパインボードです。26-27でどちらも新しく登場し、メタル入りのトップスペック「ZX」とグラスファイバーの「ZX-G」の違いを比較表で示したあと、各モデルの詳細を紹介します。
| モデル名 | 形状 | 芯材 | 補強材 | ソール | 対象レベル |
|---|---|---|---|---|---|
| ZX | – | ASP/BAB | メタル(A7178)+カーボンシート | – | エキスパート |
| ZX-G | ハンマーヘッド/キャンバー | BBB | グラスファイバー | コンベックス | 初級〜上級 |
ZX

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ZX |
| 形状 | – |
| 芯材 | ASP/BAB |
| 補強材 | メタル(A7178)+カーボンシート |
| 対象レベル | エキスパート |
「ZX」は、2014年の「PRO」から2020年の「LX」へと進化してきた系譜を受け継ぎ、26-27モデルで登場したOGASAKAのトップスペックのアルパインボードです。「Z」は究極を意味し、メンズSL(回転)用の163はTervel Zamfirov選手がFIS世界選手権で金メダルを獲得したボードと同仕様です。
製造数が限られるため販売は先着50本限定で、他モデルとは注文方法が異なり、全国の取扱店が受付窓口です。OGASAKAのメタルボードは曲がりや折れ、剥離が保証の対象外となる点も踏まえたうえで、レースに出場するエキスパートや世界の頂点に立ったボードに乗りたいライダーにおすすめします。
ZX-G

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ZX-G |
| 形状 | ハンマーヘッド/キャンバー |
| 芯材 | BBB |
| 補強材 | グラスファイバー |
| 対象レベル | 初級〜上級 |
「ZX-G」は、エントリーユーザー向けだった「AX」の後継として26-27モデルで登場した、OGASAKAのグラスファイバーベースのアルパインボードです。上位の「ZX」と違ってメタルを使わず、1日中疲れにくく楽しくカービングできることを目指して設計されています。
レース用プレートのインサートホールにも対応しているため、将来の大会出場も見据えて選べます。初めてアルパインボードに挑戦する初級者から、1日中ラクにカービングを楽しみたいベテランまでにおすすめのOGASAKAのスノーボードです。
まとめ:OGASAKAのスノーボードは滑り方と硬さで選ぼう
この記事では、OGASAKAのブランドの特徴と独自テクノロジー、26-27シーズンのスノーボード全モデルの違いを解説しました。OGASAKAは長野市の本社工場で職人が1本ずつ仕上げる国産ブランドで、芯材やPCプレート、補強材、ソール、シェイプまでカービング性能を基準に作り込まれています。
グループが決まったら、同じグループ内の硬さと対象レベルで絞り込みます。CTシリーズなら「CT」から「CT-IZ」「CT-S」の順に硬くなるため、今のレベルと伸ばしたい滑りに合わせるのが、OGASAKAのスノーボード選びで失敗しないコツです。
OGASAKAのスノーボードは全国の取扱店で販売されており、試乗会のスケジュールも公式サイトで告知されています。取扱店や試乗会で実物を確かめ、自分の滑りに合う1本を選ぶための参考になれば嬉しいです。



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