- ROMEのスノーボードは種類が多くて、どのモデルを選べばいいかわからない
- パーク向けとパウダー向けで、ROMEのボードの何が違うのか知りたい
- 自分のレベルに合うROMEのスノーボードはどれ?
「ROME(ローム)」は2001年に米国バーモント州で創業した、スノーボードとビンディングを主力とするブランドで、五輪メダリストも愛用する本格派のスノーボードブランドです。ROMEが発明したHotRodsで、オーリーの高さや反応の速さを作り込んだボード設計に定評があります。
この記事では、ROMEの特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、新作の「Viper」「Rene」を含む26-27の現行スノーボードを全モデル比較します。用途別のおすすめモデルも紹介しますので、ROMEのスノーボードが気になっている人はぜひチェックしてください。
ROMEとはどんなスノーボードブランド?特徴と評判を紹介

ROMEとは、2001年に米国バーモント州で創業したスノーボードブランドで、フリースタイルを軸にしながらゲレンデ全体で乗りやすいボード作りに定評があります。正式名称は「Rome Snowboard Design Syndicate」で、略して「ROME SDS」とも表記されるブランドです。
ROMEはスノーボードだけでなく、ビンディングやブーツも手がけており、ビンディングの技術でも高い評価を得ています。日本では大阪市の株式会社ハスコ・エンタープライズが国内正規代理店として、ROMEのスノーボードを取り扱っています。
ROMEのブランドコンセプト
ROMEのスノーボードづくりの根っこにあるのが、創業時から掲げるスローガン「All Ways Down」です。All Ways Downには、ゲレンデの内外やフィールドを問わず滑り続けるライダーのために製品を作るという、ROMEの姿勢が込められています。
正式名称の「Snowboard Design Syndicate」は、ROMEの製品に乗る人すべてをシンジケート(仲間)とみなし、ライダーの声を製品づくりに生かす考え方を表した名前です。ROMEは創業当初からチームライダーの率直なフィードバックを設計に反映させてきたため、フリースタイルの楽しさとゲレンデ全体での扱いやすさを両立したボードがそろっています。
ROMEの歴史・創業背景
ROMEは2001年、米国バーモント州ウォーターベリーで、大手スノーボードブランドで経験を積んだ2人によって創業されました。派手な宣伝よりも実用的な製品づくりを重視し、DIY精神でゼロからスノーボードブランドを立ち上げています。
ROMEの本拠地は創業以来同じ木造の社屋で、ストウなど近くのスキー場ですぐに製品を試し、改良につなげられる環境です。2026年に創業25周年を迎えたROMEは、新作のViperファミリーとReneコレクションを加えた26-27のスノーボードを展開しています。
ROMEの特徴・強み
ROMEのスノーボード最大の強みは、ROMEが発明したHotRodsです。HotRodsはインサート(ビンディングを固定するネジ穴)付近からノーズやテールに向けてコアに埋め込む細いロッドで、オーリーを高く、着地を深く、動きへの反応を速くするためにROMEが開発しました。
ビンディングの分野でも、ROMEはウェビング素材のストラップ「AuxTech」を生み出し、他ブランドの上位モデルにも広まるほどの技術力を見せています。HotRodsで反発を作り込んだROMEのスノーボードは、オーリーやジャンプで高さを出したいフリースタイル派のライダーほど違いを体感できるブランドです。
ROMEの機能とテクノロジー
ここではROMEのスノーボードに搭載されている独自テクノロジーを解説します。ROMEは同じテクノロジーでも素材や配置を変えてモデルごとに乗り味を作り分けているため、テクノロジーの違いを知っておくと全モデルの比較表が読みやすくなります。
ROMEのスノーボードに搭載されている主なテクノロジーは以下のとおりです。
- HotRods|コアに埋め込んだ反発用のロッド
- Diamond 3D|エッジが引っかかりにくい立体形状
- Double Kick|ノーズとテールの2段階の反り上がり
- Flax Walls/Flax Impact Plates|麻繊維で補強と衝撃吸収
- 4種類のキャンバー|Free-The-Ride/Stay Positive/Fusion/Contact
HotRods|コアに埋め込んだ反発用のロッド
ROMEのHotRodsは、インサート付近からノーズやテールに向けてコアに埋め込んだ細いロッドで、ROMEが発明した独自テクノロジーです。オーリーの踏み込みで足元にためた力をHotRodsがボード全体へ伝え、反発と反応の速さを高めます。
HotRodsの配置は6種類あり、ディレクショナル系は高速での安定を高めるDirectional Single、ターンの抜けや後傾時の安定を助けるDirectional Double、対応力を高めるDirectional Tripleを使い分けます。ツイン系は、プレスしやすいTwin Single、オーリーの反発を最大化するTwin Double-V、安定感を高めるTwin Doubleの3種類です。
素材と配置の組み合わせで乗り味が変わるため、ROMEのスノーボードはHotRodsの種類を見ると反発の強さを判断できます。オーリーやキッカーで高さを出したいならカーボン、プレスやバターを楽しみたいならバンブーが向いており、HotRodsはキッズ向けの「Minishred」を除く全モデルに入っています。
Diamond 3D|エッジが引っかかりにくい立体形状
ROMEのDiamond 3Dは、ボード中央を幅広くフラットにし、ノーズやテールへ向けてなだらかに立体的に反り上げた形状です。逆エッジ(エッジが雪面に引っかかって転倒すること)を起こしにくく、深雪ではボードが浮きやすくなります。
中央がフラットなので、平らな斜面では安定し、ターンも軽い力で始められます。逆エッジが不安な初心者や、パウダーで浮力がほしいライダーほど、ROMEのDiamond 3D搭載モデルを選ぶメリットが大きくなります。
Double Kick|ノーズとテールの2段階の反り上がり
ROMEのDouble Kickは、フリースタイル向けのボードに採用している、ノーズとテールを2段階で反り上げた形状です。プレス(ボードの先端や後端に体重をかけてしならせるトリック)がかっちり決まり、ねじれ方向の安定感も高まります。
乱れた着地からでも立て直しやすいのもDouble Kickの利点で、グラトリ(平らな斜面で行うグラウンドトリック)やジブ(レールやボックスなどのアイテムに乗るトリック)を楽しみたいライダーには、Double Kickを搭載したモデルをおすすめします。
Flax Walls/Flax Impact Plates|麻繊維で補強と衝撃吸収
ROMEのFlax Walls/Flax Impact Platesは、軽量な天然繊維のフラックス(麻)を使った補強材です。ROMEはフラックスの使い方を変えることで、衝撃を吸収する役割と、ボードの特定の部分を硬く補強する役割を使い分けています。
Flax Impact Platesはインサート周りに敷くプレートで、フレックスを大きく変えずに大きな着地の衝撃を吸収し、ボードの耐久性を高めます。ROMEでは上位のProモデルを中心に、「Party Mod」「Boneless」「Artifact」などにもFlax Impact Platesが入っており、急斜面やビッグジャンプなど負荷の大きい場面ほど補強の効果を感じられます。
4種類のキャンバー|Free-The-Ride/Stay Positive/Fusion/Contact
キャンバーとは、ボードを平らな場所に置いたときに中央部が雪面から浮き上がる反りのことで、反発とエッジのグリップを生む形状です。中央が接地して先端が反り上がる形はロッカーと呼ばれ、ROMEのスノーボードはキャンバーとロッカーの組み合わせ方で4種類に分かれます。
Fusion Camberはキャンバーを基本に、接雪点付近だけに小さなロッカーを入れた形状で、ROMEがオールマウンテン性能の主力に据えています。Contact Camberは両足の間を低いキャンバーにして外側をロッカーにしており、スムーズにしなってプレスしやすくなります。
パウダーやオールマウンテン中心ならFree-The-Ride Camberの「Ravine」系、反発と正確さを求めるならStay Positive Camberの「Artifact」系が候補です。1本で何でもこなすならFusion Camberの「Agent」系やViperファミリー、プレスのしやすさを優先するならContact Camberの「Mechanic」や「Party Mod」が選びやすいでしょう。
ROMEのスノーボード全種類の違いを比較

ここではROMEのスノーボード全モデルの種類と違いを解説します。26-27のROMEのボードを、公式のシェイプ区分と用途をもとにパウダー・フリーライド向け、オールマウンテン向け、パーク・フリースタイル向け、初心者・上達向け、キッズ・ユースの5グループに分け、グループごとの比較表とモデル詳細を順に紹介します。
ROMEのスノーボードを以下の5つのグループに分けて解説します。
- パウダー・フリーライド向けのディレクショナルモデル
- オールマウンテン向けのディレクショナルツインモデル
- パーク・フリースタイル向けのトゥルーツインモデル
- 初心者・上達向けのトゥルーツインモデル
- キッズ・ユースモデル
パウダー・フリーライド向けのディレクショナルモデル
ノーズが長くテールが短いディレクショナルシェイプに、テーパー(テール幅をノーズ幅より狭くする設計)と1.5cmのセットバック(スタンス位置をボード中央より後ろに下げる設計)、Directional Diamond 3Dを組み合わせたグループです。深雪での浮きやすさと圧雪でのターンのしやすさのバランスに注目しながら、比較表のあとに各モデルを紹介します。
| モデル名 | キャンバー | フレックス(1-10) | HotRods | コア | テレイン(パーク/オールマウンテン/パウダー) |
|---|---|---|---|---|---|
| Ravine Pro | Free-the-Ride Camber | 8 | Carbon Omega | SuperPop | 4/9/9 |
| Stale Fish | Free-the-Ride Camber | 7 | Carbon | Pop | 6/9/9 |
| Ravine | Free-the-Ride Camber | 6 | Carbon | Pop | 4/9/9 |
| Women’s Ravine | Free-the-Ride Camber | 6 | Carbon | Pop | 4/9/9 |
| Service Dog | Fusion Camber | 5 | Bamboo | Stomp | 6/8/9 |
Ravine Pro

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Ravine Pro |
| キャンバー | Free-the-Ride Camber |
| フレックス(1-10) | 8 |
| HotRods | Carbon Omega |
| ソール | SinterSpeed |
「Ravine Pro」は、ROMEのオールマウンテンボードを代表するフラッグシップで、急斜面や深雪の日をハードに攻めるために作られたモデルです。フレックスは8とかなり硬めに設定され、チームライダーからの支持も厚いボードに仕上がっています。
公式のテレイン評価はオールマウンテン9・パウダー9で、急斜面のパウダーや荒れたバーンでもスピードを落とさずに滑れます。硬いぶんゆっくり滑るとボードをしならせにくいため、スピードを出して攻めたい中級者〜上級者におすすめの、ROMEの最上位スノーボードです。
Stale Fish

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Stale Fish |
| キャンバー | Free-the-Ride Camber |
| フレックス(1-10) | 7 |
| HotRods | Carbon |
| ソール | SinterStrong |
「Stale Fish」は、ROMEのチームライダーStåle SandbechがStale Collectionのパウダーボードとしてデザインしたモデルです。広めのウエスト幅と15.75mmの大きなテーパー、Directional Diamond 3Dを組み合わせ、深雪で沈みにくいシェイプに仕上げています。
ROMEでもっとも汎用性と耐久性に優れたPop Coreと、メンテナンスの手間が少ない焼結ソールSinterStrong Baseで、圧雪のクルージングや春の重い雪も軽快にこなします。パウダーの日が待ち遠しい中級者〜上級者や、深雪から圧雪まで1本で遊びたいライダーにおすすめです。
Ravine

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Ravine |
| キャンバー | Free-the-Ride Camber |
| フレックス(1-10) | 6 |
| HotRods | Carbon |
| ソール | SinterStrong |
「Ravine」は、「Ravine Pro」よりやわらかいフレックス6に設定した、ROMEの扱いやすいオールマウンテンボードです。公式は山全体を遊びたいライダーに向けたモデルとしており、パウダーの日にもサイドヒット(コース脇の地形を使ったジャンプ)にも対応します。
「Ravine Pro」との違いは、HotRodsがCarbon OmegaからCarbonになり、コアとソールのグレードが一段下がってフレックスがやわらかくなった点です。週末にゲレンデ全体を気軽に滑りたい中級者や、硬すぎるボードは避けつつパウダーにも挑戦したい人には、ROMEのラインナップの中でも自信を持っておすすめできます。
Women’s Ravine

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Women’s Ravine |
| キャンバー | Free-the-Ride Camber |
| フレックス(1-10) | 6 |
| HotRods | Carbon |
| ソール | SinterStrong |
「Women’s Ravine」は、「Ravine」をベースに女性ライダー向けのサイズで展開する、ROMEのディレクショナルボードです。公式は1本で何でもこなせる頼れるボードと位置づけ、パウダーの日の性能と、毎日乗れる扱いやすさを両立させています。
小柄な女性でも選びやすい短いサイズからそろっているため、身長や体重に合わせて無理なく長さを選べます。パウダーやオールマウンテンを1本で楽しみたい女性の中級者が、ROMEで最初に候補に入れたいおすすめモデルです。
Service Dog

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Service Dog |
| キャンバー | Fusion Camber |
| フレックス(1-10) | 5 |
| HotRods | Bamboo |
| ソール | PowerSlide |
「Service Dog」は、ボリュームを独自の配分にしたvolume shifted shapeを採用する、ROMEの個性的なパウダーボードです。公式は受賞歴のあるモデルとしており、手でしならせると想像以上にやわらかいフレックス5に仕上げています。
ソールは押し出し製法で耐久性の高いPowerSlide Baseで、パウダーの日も圧雪の朝もフリースタイル感覚で遊べます。ディレクショナルのグループでは唯一ソフトなフレックスなので、高速カービングを重視する人には向きませんが、深雪でトリックを楽しみたい中級者にはおすすめです。
オールマウンテン向けのディレクショナルツインモデル
ノーズがテールよりわずかに長く、キャンバーを左右対称にしたディレクショナルツインのグループです。スイッチ(普段と逆向きで滑ること)にも強く、パークから深雪まで1本でこなしたいライダーに向いており、26-27新作のViperファミリーとReneコレクションもここに入ります。比較表のあとに各モデルの違いを紹介します。
| モデル名 | キャンバー | フレックス(1-10) | HotRods | コア | テレイン(パーク/オールマウンテン/パウダー) |
|---|---|---|---|---|---|
| Rene Pro | Stay Positive Camber | 9 | Carbon Omega | SuperPop | 7/8/7 |
| Viper Pro | Fusion Camber | 8 | Carbon | Pop | 6/8/7 |
| Stale Crewzer | Fusion Camber | 6 | Carbon | Pop | 8/8/6 |
| Rene | Fusion Camber | 7 | Bamboo Omega | Pop | 6/8/5 |
| Men’s Viper | Fusion Camber | 6 | Bamboo Omega | Stomp | 6/8/7 |
| Women’s Viper | Fusion Camber | 6 | Bamboo Omega | Stomp | 6/8/7 |
| Warden | Fusion Camber | 5 | Bamboo | Stomp | 5/7/6 |
Rene Pro

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Rene Pro |
| キャンバー | Stay Positive Camber |
| フレックス(1-10) | 9 |
| HotRods | Carbon Omega |
| ソール | SinterSpeed |
「Rene Pro」は、26-27の新作として登場したROMEのシグネチャーモデルで、Rene Rinnekangasが自身の定番ボードとしてデザインしました。前作「Rene-Gade」の後継にあたり、フレックスは9とROMEのスノーボードでもっとも硬い設定です。
公式はパワフルなオールマウンテンと全開のフリースタイルのためのボードとしており、テレイン評価はパーク7・オールマウンテン8です。硬いフルキャンバーなので踏み込む脚力が求められますが、自然地形やビッグジャンプで大きく飛びたい上級者にはおすすめの1本です。
Viper Pro

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Viper Pro |
| キャンバー | Fusion Camber |
| フレックス(1-10) | 8 |
| HotRods | Carbon |
| ソール | SinterStrong |
「Viper Pro」は、26-27に新しく登場したViperファミリーの最上位モデルで、ROMEがレトロモダンと呼ぶシェイプをベースにしています。ノーズのDirectional Diamond 3DとテールのDirectional Double Kickを組み合わせた、フレックス8のディレクショナルツインです。
ユニセックス設計で細身のNサイズから幅広のWサイズまでそろい、体格を問わず選べるのも「Viper Pro」の特徴です。急斜面や荒れた地形をアグレッシブに攻めたい中級者〜上級者に、26-27の新作からおすすめしたいROMEのスノーボードといえます。
Stale Crewzer

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Stale Crewzer |
| キャンバー | Fusion Camber |
| フレックス(1-10) | 6 |
| HotRods | Carbon |
| ソール | SinterStrong |
「Stale Crewzer」は、Ståle Sandbechが日常的に乗るボードとしてデザインした、ROMEのミディアムフレックスのモデルです。フレックス6で、パークもバックカントリーも、圧雪もパウダーも、日によって変わるコンディションを選ばずにこなせます。
ROMEのチームライダーやショップスタッフにも人気が高く、今より一歩レベルを上げたいライダーにも扱いやすい設定になっています。パークもサイドヒットも1本で楽しみたい中級者〜上級者におすすめのスノーボードです。
Rene

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Rene |
| キャンバー | Fusion Camber |
| フレックス(1-10) | 7 |
| HotRods | Bamboo Omega |
| ソール | SinterStrong |
「Rene」は26-27新作で、Rene Rinnekangasのように滑りたいけれど、もっと扱いやすいボードがほしいライダーのために作られたROMEのモデルです。「Rene Pro」とシェイプやフリースタイルの考え方を共有しながら、フレックスを7にやわらげています。
パークラップ(パークを繰り返し滑ること)やストリートでも乗れるチームライダー定番のボードで、テレイン評価はパーク6・オールマウンテン8です。「Rene Pro」は硬すぎると感じる中級者〜上級者に、ROMEの新作からおすすめします。
Men’s Viper

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Men’s Viper |
| キャンバー | Fusion Camber |
| フレックス(1-10) | 6 |
| HotRods | Bamboo Omega |
| ソール | SinterStrong |
「Men’s Viper」は、26-27新作のViperファミリーに加わったROMEの男性向けモデルです。「Viper Pro」と同じDirectional Diamond 3DのノーズとDirectional Double Kickのテールを持ちながら、フレックスを6に抑えて扱いやすくしています。
公式はパークラップにも深雪の日にも1本で対応するボードとしており、テレイン評価もパーク6、オールマウンテン8、パウダー7とバランスよく設定されています。「Viper Pro」では硬すぎると感じる中級者が、ROMEの新作を試すならまずおすすめしたいスノーボードです。
Women’s Viper

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Women’s Viper |
| キャンバー | Fusion Camber |
| フレックス(1-10) | 6 |
| HotRods | Bamboo Omega |
| ソール | SinterStrong |
「Women’s Viper」は、Viperファミリーの女性向けモデルとして26-27に登場したROMEのディレクショナルツインです。公式はオールマウンテンでの汎用性と、毎日乗れる信頼性を目指したボードとしています。
フレックスは6の中間的な設定で、スピードを出しても支えがありながら硬すぎない乗り味です。Bamboo Omega HotRods(Twin Single)とStomp Coreを採用し、カービングやクルージング、サイドカントリーまでバランスよく楽しみたい女性ライダーにおすすめします。
Warden

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Warden |
| キャンバー | Fusion Camber |
| フレックス(1-10) | 5 |
| HotRods | Bamboo |
| ソール | PowerSlide |
「Warden」は、オールマウンテンで滑る範囲を広げたい人に向けた、ROMEの取り組みやすいディレクショナルツインです。フレックスは5で、圧雪の周回からハイクして入るパーク、思いがけないパウダーまでスムーズにこなします。
グループ内では構造がシンプルで反発は控えめなので、高速域で攻めたい人には物足りません。ゲレンデ全体を滑れるようになってきた初中級者が、最初のオールマウンテンボードとして選ぶならおすすめのROMEのスノーボードです。
パーク・フリースタイル向けのトゥルーツインモデル
ノーズとテールの形もフレックスも完全に左右対称のトゥルーツインのうち、パークやジブ、グラトリなどフリースタイルを軸にしたグループです。ブランド創設期からのアイコンである「Agent」をはじめ、キャンバーの種類とフレックスの違いで乗り味を選べるため、比較表のあとに各モデルの違いを詳しく紹介します。
| モデル名 | キャンバー | フレックス(1-10) | HotRods | コア | テレイン(パーク/オールマウンテン/パウダー) |
|---|---|---|---|---|---|
| Agent Pro | Fusion Camber | 7 | Carbon Omega | SuperPop | 6/7/5 |
| Party Mod | Contact Camber | 6 | Carbon | SuperPop | 9/8/6 |
| Artifact Pro | Stay Positive Camber | 5 | Carbon | Pop | 9/6/4 |
| Hype Pro | Fusion Camber | 5 | Bamboo Omega | Pop | 7/6/5 |
| Agent | Fusion Camber | 6 | Bamboo Omega | Pop | 6/7/5 |
| Boneless | Fusion Camber | 5 | Bamboo Omega | Pop | 7/7/7 |
| Artifact | Stay Positive Camber | 4 | Bamboo | Stomp | 9/6/4 |
| Hype | Fusion Camber | 4 | Bamboo | Stomp | 7/6/5 |
Agent Pro

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Agent Pro |
| キャンバー | Fusion Camber |
| フレックス(1-10) | 7 |
| HotRods | Carbon Omega |
| ソール | SinterSpeed |
「Agent Pro」は、パークで大きく攻め、全開のフリースタイルを楽しむために作られたROMEのトゥルーツインです。フレックス7のしっかりした硬さで、チームライダーやパーククルーのお気に入りになっています。
「Agent」との違いは、HotRodsとコア、ソールが上位のグレードになり、フレックスが硬くなった点です。キッカーやレールを大きく攻めたい上級者で、パワーのあるフリースタイルボードを探しているなら「Agent Pro」をおすすめします。
Party Mod

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Party Mod |
| キャンバー | Contact Camber |
| フレックス(1-10) | 6 |
| HotRods | Carbon |
| ソール | SinterStrong |
「Party Mod」は、パーク育ちながら深雪や山頂からのラインも楽しめる、多くのライダーに「ワンボード・カメレオン」と呼ばれるROMEのモデルです。フレックス6で、反応が良いのにバターのようにしなやかな乗り味を持っています。
テレイン評価はパーク9・オールマウンテン8と高く、ツリーラン(林の中を滑ること)や山頂からのラインまでこなします。パークを中心にしながらゲレンデ全体も1本で遊びたい中級者〜上級者に、おすすめしやすいROMEのボードです。
Artifact Pro

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Artifact Pro |
| キャンバー | Stay Positive Camber |
| フレックス(1-10) | 5 |
| HotRods | Carbon |
| ソール | SinterStrong |
「Artifact Pro」は、チームライダーがストリートの撮影やパークで愛用する、ROMEの定番キャンバーボードです。フレックスは5で、レールなどのジブからジャンプラインまで幅広くこなします。
テレイン評価はパーク9と、ROMEのボードの中でもパークでの遊びを得意としています。キャンバーの反発を生かしてオーリーやジブを楽しみたい中級者〜上級者、ストリートやパークで遊ぶことが多いライダーにおすすめのスノーボードです。
Hype Pro

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Hype Pro |
| キャンバー | Fusion Camber |
| フレックス(1-10) | 5 |
| HotRods | Bamboo Omega |
| ソール | SinterStrong |
「Hype Pro」は、パークラップやオールマウンテンで反応の良さと信頼性を求める女性ライダーのための、ROMEのトゥルーツインです。フレックス5の頼れる硬さで、「Hype」より反応の良い上位版にあたります。
テレイン評価はパーク7・オールマウンテン6で、仲間とゲレンデを飛ばす日にも対応できます。パークのジャンプや地形遊びにしっかり取り組みたい女性の中級者〜上級者におすすめのモデルです。
Agent

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Agent |
| キャンバー | Fusion Camber |
| フレックス(1-10) | 6 |
| HotRods | Bamboo Omega |
| ソール | SinterStrong |
「Agent」は、ブランド創設期から続くROMEのアイコン的なフリースタイルボードで、発売から20年が経った今も人気が続いています。フレックスは6で、遊びやすいしなやかさとオールマウンテンでの使いやすさをバランスよく備えたモデルです。
パークラップから山頂からのライディング、サイドカントリー(コース外の滑走エリア)まで、1本でこなせる対応力が強みです。フリースタイルを軸にゲレンデ全体を遊びたい中級者に、まず検討してほしいROMEの定番おすすめモデルといえます。
Boneless

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Boneless |
| キャンバー | Fusion Camber |
| フレックス(1-10) | 5 |
| HotRods | Bamboo Omega |
| ソール | SinterStrong |
「Boneless」は、フリースタイル寄りのフレックスとオールマウンテンでの使いやすさを組み合わせた、ROMEのユニセックスモデルです。フレックス5で、テレイン評価はパークとオールマウンテン、パウダーのすべてが7というバランス型に仕上がっています。
細身のNサイズから幅広のWサイズまでそろうため、男女を問わず選べるのも「Boneless」の強みです。パークラップもサイドヒットも圧雪のクルージングも楽しみたい中級者で、バランスの良いボードを探している人におすすめします。
Artifact

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Artifact |
| キャンバー | Stay Positive Camber |
| フレックス(1-10) | 4 |
| HotRods | Bamboo |
| ソール | PowerSlide |
「Artifact」は、フレックス4のやわらかいトゥルーツインで、パークを周回しながらゲレンデ全体をジブで遊ぶのが得意なROMEのモデルです。やわらかいのにフルキャンバーという組み合わせで、レールやサイドヒットで独特の乗り味を楽しめます。
レールでのフロントボードやミニパイプでのトリック、ノーズプレスなど、ジブを中心に遊ぶライダーに向いています。やわらかいキャンバーボードでジブやプレスを楽しみたい初中級者〜中級者におすすめのスノーボードです。
Hype

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Hype |
| キャンバー | Fusion Camber |
| フレックス(1-10) | 4 |
| HotRods | Bamboo |
| ソール | PowerSlide |
「Hype」は、しなやかに曲がるフレックス4の女性向けトゥルーツインで、パークをクルーズしながらゲレンデ全体をリラックスして遊ぶのが得意なROMEのモデルです。「Hype Pro」よりやわらかく、どのレベルのライダーでも取り組みやすい設定になっています。
パークのアイテムや地形でトリックを試しやすく、テレイン評価もパーク7と高めに設定されています。パークでの遊びを気軽に楽しみたい女性ライダーや、フリースタイルを始めたばかりの女性におすすめです。
初心者・上達向けのトゥルーツインモデル
エッジが引っかかりにくいTwin Diamond 3Dや、やわらかいフレックス3〜4を採用した、上達を助けるトゥルーツインのグループです。ターンの練習からパークやグラトリの入門まで、1シーズンで大きく上達したい人向けのモデルを比較表のあとに紹介します。
| モデル名 | キャンバー | フレックス(1-10) | HotRods | コア | テレイン(パーク/オールマウンテン/パウダー) |
|---|---|---|---|---|---|
| Mechanic | Contact Camber | 4 | Bamboo | Stomp | 5/6/6 |
| Cheap Trick | Fusion Camber | 3 | Bamboo | – | 6/6/5 |
| Cheap Trick 3D | Contact Camber | 3 | Bamboo | – | 6/5/6 |
| Royal | Contact Camber | 3 | Bamboo | Stomp | 5/6/6 |
Mechanic

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Mechanic |
| キャンバー | Contact Camber |
| フレックス(1-10) | 4 |
| HotRods | Bamboo |
| ソール | Impact |
「Mechanic」は、安定したパフォーマンスとスムーズなコントロールで、シーズンを通した上達を支えるROMEのトゥルーツインです。フレックス4のやわらかい設定で、ターンを覚える段階から無理なく乗れます。
公式はレベルアップを目指すライダーにも、フリースタイルを楽しみたいライダーにも向くボードとしています。ターンをつなげる練習からパークの入門までこなしたい初心者〜初中級者におすすめのモデルです。
Cheap Trick

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Cheap Trick |
| キャンバー | Fusion Camber |
| フレックス(1-10) | 3 |
| HotRods | Bamboo |
| ソール | Impact |
「Cheap Trick」は、連続ターンやサイドヒットで自信をつけるためのメロウなフレックスを持つ、ROMEのトゥルーツインです。フレックスは3とやわらかく、25-26で全面的に改良されてレトロモダンなシェイプにダブルキックを新しく搭載しました。
やわらかいぶん高速での安定感は控えめなので、スピードを出したい人には「Warden」など硬めのモデルが向いています。フリーランもトリックも楽しみたい初心者〜初中級者や、グラトリを始めたいライダーにおすすめのスノーボードです。
Cheap Trick 3D

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Cheap Trick 3D |
| キャンバー | Contact Camber |
| フレックス(1-10) | 3 |
| HotRods | Bamboo |
| ソール | Impact |
「Cheap Trick 3D」は、スーパーソフトなフレックスと3Dソールで、プレスやターンを簡単にするROMEのトゥルーツインです。フレックスは「Cheap Trick」と同じ3で、エッジが引っかかりにくい3D形状を組み合わせています。
国内正規代理店のラインナップで展開されているモデルで、逆エッジの不安を減らしながらターンを覚えられます。ターンの練習や軽いプレスから始めたい初心者に、ROMEのラインナップからおすすめしたいスノーボードです。
Royal

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Royal |
| キャンバー | Contact Camber |
| フレックス(1-10) | 3 |
| HotRods | Bamboo |
| ソール | Impact |
「Royal」は、上達することとパークを回ることをシーズンを通して楽しめるように作られた、ROMEの女性向けトゥルーツインです。フレックス3のやわらかい設定で、「Mechanic」と同じテクノロジー構成を女性向けのサイズで展開しています。
小柄な女性でも選びやすい短いサイズからそろっており、体格に合った長さを選びやすくなっています。ターンをつなげる練習をしている女性の初心者や、小さなアイテムに挑戦したい初中級者の女性におすすめです。
キッズ・ユースモデル
子どもや若いライダー向けのグループで、どのモデルもTwin Diamond 3DとContact Camberでエッジが引っかかりにくく作られています。成長段階や上達の度合いに合わせて選べるよう、比較表のあとに各モデルの特徴を紹介します。
| モデル名 | キャンバー | フレックス(1-10) | HotRods | コア | テレイン(パーク/オールマウンテン/パウダー) |
|---|---|---|---|---|---|
| Slapstick | Contact Camber | 4 | Bamboo | Stomp | 5/6/6 |
| Minishred | Contact Camber | 2 | なし | Stomp | 4/5/3 |
Slapstick

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Slapstick |
| キャンバー | Contact Camber |
| フレックス(1-10) | 4 |
| HotRods | Bamboo |
| ソール | Impact |
「Slapstick」は、小柄でも本格的に上達したいユースライダーに向けた、ROMEのフルスペックのユースボードです。フレックス4で、大人向けモデルと同じ考え方のテクノロジーを搭載しています。
小さめのサイズ展開でも装備は大人向けモデルに近く、公式もキッズボードと呼ばないでほしいと念を押しています。ターンやパークに本格的に取り組みたいジュニア・ユースのライダーにおすすめです。
Minishred

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Minishred |
| キャンバー | Contact Camber |
| フレックス(1-10) | 2 |
| HotRods | なし |
| ソール | Impact |
「Minishred」は、雪の上に立つ最初の日からスノーボードを楽しく感じられるように作られた、ROMEのキッズボードです。フレックス2の非常にやわらかい設定で、ROMEのボードでもっとも扱いやすいモデルになっています。
サイズは10cm刻みで展開され、成長に合わせて複数シーズン使いやすい設計です。スノーボードを始めたばかりの小さな子どもや、子どもに最初の1本を用意したい家族におすすめのモデルです。
まとめ
この記事では、ROMEのブランドの特徴と独自テクノロジー、26-27の現行スノーボード全モデルの違いを解説しました。ROMEは自社で発明したHotRodsをキッズ向けの「Minishred」以外の全モデルに入れ、Diamond 3DやDouble Kick、4種類のキャンバーを組み合わせて、用途ごとに乗り味を作り分けています。
初心者は「Mechanic」「Cheap Trick 3D」「Royal」を軸にし、同じシリーズなら「Pro」が付くほど硬く反応が良いと覚えておくと迷いません。26-27は新作のViperファミリーとReneコレクションが加わったシーズンなので、自分のレベルと滑りたい場所に合うROMEのスノーボードを選ぶうえで、この記事が参考になれば嬉しいです。



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