- GT snowboardsはモデルが複数あり、どれが自分に合うのかわからない
- BUFFとBASEでキャンバー形状や乗り味が何が違うのか知りたい
- 自分のグラトリスタイルに合うGT snowboardsのモデルは?
「GT snowboards」は2021年にスタートしたグラウンドトリック(グラトリ)特化のスノーボードブランドで、SGTA認定講師としてグラトリシーンを牽引する梅野航希氏(こきっすん)がオーナーを務めています。スノーボードの性格を明確に描き分ける設計と、全モデル共通のシンタードソールによる滑走性の高さに定評があります。
この記事では、GT snowboardsの特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、26-27シーズンの現行スノーボードを全モデル比較します。スタイル別のおすすめモデルも紹介しますので、GT snowboardsのスノーボードが気になっている人はぜひチェックしてください。
GT snowboardsとはグラトリに特化した日本発のスノーボードブランド
GT snowboardsは、グラウンドトリック(グラトリ)に軸足を置いた設計で知られる日本発のスノーボードブランドです。ラインナップ全体をフルツイン形状で統一し、モデル数を絞り込んだうえで一本ごとの性格をはっきり分けています。
弾き系を狙うのか乗り系を狙うのかが決まれば、GT snowboardsのスノーボードは候補がすぐに絞れます。ブランドの成り立ちと設計の考え方には、グラトリユーザーから支持を集める理由がそのまま表れているのが特徴です。
GT snowboardsのブランドコンセプト
GT snowboardsが掲げるのは、グラトリシーンに最も適した一本を作るという考え方です。弾き系と乗り系のどちらか一方に寄せるのではなく、キャンバー形状を変えた複数のモデルで両方のスタイルに応えています。
モデル数を無闇に増やさず、キャンバー形状とフレックスの組み合わせで性格を描き分けているのもGT snowboardsの特徴です。どのスタイルを目指すかさえ決まれば、選ぶべきスノーボードが一本に絞り込めます。
GT snowboardsの特徴・強み
GT snowboardsの最大の強みは、W-CAMBERとG-CAMBER、L-CAMBERという3種類のキャンバー形状でモデルの性格を明確に分けている点です。弾きたいのか、しならせたいのか、安定して滑りたいのかという目的から逆引きでモデルを選べます。
エントリーモデルを選んでもベースの質が落ちない構成のため、グラトリを始めたばかりのライダーでも滑走面の性能で妥協せずに済みます。上位モデルへ乗り換えたときも、変わるのは弾き方と硬さだけで、走りの感覚は地続きです。
GT snowboardsの歴史・立ち上げ背景
GT snowboardsは、グラトリ界で圧倒的な知名度を持つ梅野航希氏(こきっすん)がオーナーとなり、2021年にスタートしたスノーボードブランドです。SGTA認定講師として指導にも携わる立場から、ライダー目線でボードの設計に踏み込んでいます。
滑る側が求める挙動を設計に落とし込むという成り立ちのため、GT snowboardsのスノーボードは机上のスペックよりも実際のトリックの決まりやすさを優先した仕上がりになっています。ブランドの歴史はまだ浅いものの、グラトリという一点に絞った開発でラインナップを組み立てているのが特徴です。
GT snowboardsの評判・人気の理由
GT snowboardsのスノーボードは、グラトリを主軸に滑るユーザーからの支持が厚いブランドです。オーナー自身がグラトリシーンの発信者であることから、狙ったトリックに対してどのモデルを選べばよいのかが伝わりやすい点も評価されています。
人気の一方で流通量は限られており、シーズン序盤で完売するモデルもあります。GT snowboardsのスノーボードを狙う場合は、国内の正規取扱店で早めに押さえる動き方が基本です。
GT snowboardsの機能とテクノロジー
GT snowboardsのスノーボードは、キャンバー形状の違いでモデルの性格を描き分け、シェイプとベース周りは全モデル共通という構成を取っています。スペック表に並ぶ記号の意味がわかると、モデル間の乗り味の差がつかめます。
GT snowboardsのスノーボードに採用されている主なテクノロジーは以下の6つです。
- W-CAMBER|爆発的な弾きを生むダブルキャンバー
- G-CAMBER|安定と反発を両立するハイブリッドキャンバー
- L-CAMBER|軽さとしなやかさを引き出すローキャンバー
- FULL TWIN|スイッチでも感覚が変わらないツインシェイプ
- CONVEX|引っかかりを減らすベース形状
- ISO-SPEED 7500 Sintered|滑走性を持続させるシンタードソール
W-CAMBER|爆発的な弾きを生むダブルキャンバー
W-CAMBERは、両足の下にそれぞれキャンバーを配置したダブルキャンバー形状です。ボード中央がフラットに近くなり、足元だけがアーチを描く構造になっています。
オーリーの高さを出したい弾き系グラトリのライダーに向く形状になります。反面、踏み込む力が弱いと反発を引き出しきれないため、脚力に自信がない場合はソフトフレックスのモデルを選ぶ必要があります。
G-CAMBER|安定と反発を両立するハイブリッドキャンバー
G-CAMBERは、キャンバーとロッカーの利点を組み合わせたGT snowboardsのハイブリッドキャンバーです。接雪点の付近をキャンバーで支えながら、ノーズとテールを緩やかに持ち上げています。
グラトリだけでなくカービングやフリーランも1本で楽しみたいライダーにおすすめの形状です。ただし反発量はW-CAMBERほど強くないため、弾きの高さを最優先するなら物足りなさが残ります。
L-CAMBER|軽さとしなやかさを引き出すローキャンバー
L-CAMBERは、キャンバー量を意図的に抑えたローキャンバー形状で、GT snowboardsではXENOに採用されています。板を反らせる量が少ないぶん、素材のしなやかさがそのまま乗り味に出るのが特徴です。
乗り系・プレス系のトリックを丁寧に組み立てたいライダーにおすすめです。高速域での踏ん張りはキャンバーの強いモデルに一歩譲るため、スピードを出して滑る時間が長い人には向きません。
FULL TWIN|スイッチでも感覚が変わらないツインシェイプ
FULL TWINは、ノーズとテールを左右対称に設計したツインシェイプで、GT snowboardsは全モデルで採用しています。長さだけでなく、フレックスの配分も前後で揃えている点が特徴です。
グラトリの練習は、同じトリックを左右両方向で繰り返すのが基本です。GT snowboardsのFULL TWINならスイッチ側で板の性格を覚え直す必要がなく、その分の時間を動作の精度に回せます。
CONVEX|引っかかりを減らすベース形状
CONVEXは、ソール面を緩やかな凸形状に仕上げたGT snowboardsのベース加工です。エッジ際がわずかに雪面から浮くため、フラットに滑っているときの引っかかりが減ります。
逆エッジで転ぶ回数が減る効果は、グラトリを覚え始めた段階のライダーほど大きく感じられます。すでに回せる上級者にとっては、トリックの抜けの軽さとして現れる技術です。
ISO-SPEED 7500 Sintered|滑走性を持続させるシンタードソール
ISO-SPEED 7500 Sinteredは、GT snowboardsが全モデルに採用する焼結(シンタード)ソールを指します。ポリエチレンの粉末を高圧で焼き固めた素材で、押出成型のソールよりも微細な孔を多く含みます。
グラトリの練習は緩斜面が中心で、スピードが落ちれば1本あたりに試せる回数も少なくなりがちです。GT snowboardsのソールは走りが落ちにくいため、限られたリフト回数のなかで練習量を稼げます。
GT snowboardsの全種類の違いを比較
GT snowboardsの現行スノーボードは、キャンバー形状の種類とフレックスの2軸で特徴が分かれています。シェイプとベース、ソールは全モデル共通のため、比較すべき差は乗り味に直結する部分です。
| モデル名 | キャンバー形状 | フレックス | 反発 |
|---|---|---|---|
| BUFF LIMITED | W-CAMBER | ややハード | とても強い |
| BUFF | W-CAMBER | ミディアム | 強い |
| BASE | G-CAMBER | ミディアム | 中間 |
| XENO | L-CAMBER | ややソフト | やや強い |
| GAIN | G-CAMBER | ややソフト | やや強い |
| BUFF レディースモデル | W-CAMBER | ソフト | 中間 |
| GRACE | G-CAMBER | ややソフト | 中間 |
弾きの強さを求めるならW-CAMBERのBUFF系、安定感と扱いやすさを重視するならG-CAMBERのBASE系、しなやかさを求めるならL-CAMBERのXENOという分かれ方になります。
BUFF LIMITED

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | BUFF LIMITED |
| シェイプ | FULL TWIN |
| ソール | ISO-SPEED 7500 Sintered |
| 対象ライダー | 中〜上級者 |
| 想定スタイル | 弾き系/跳び系グラトリ |
「BUFF LIMITED」は、GT snowboardsの「BUFF」をベースにフレックスと反発を全体的に引き上げたハイエンドモデルです。ラインナップのなかで唯一ハード寄りのフレックスに振られており、強く踏み込むほど返りが増していきます。
高いオーリーを軸にした跳び系グラトリで踏み込んだ力をそのまま高さに変えられる一方、フレックスが強いぶん脚力が足りないと板をたわませきれません。「BUFF LIMITED」は、弾き系の基礎ができていて一段上の高さを狙う中〜上級者におすすめのスノーボードです。
BUFF

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | BUFF |
| シェイプ | FULL TWIN |
| ソール | ISO-SPEED 7500 Sintered |
| 対象ライダー | 初級後半〜上級 |
| 想定スタイル | 弾き系グラトリ+フリーライド |
「BUFF」は、ライダーのステータスアップをコンセプトに据えたGT snowboardsの看板ダブルキャンバーモデルです。ブランドの名前を最初に覚えるきっかけになるモデルでもあります。
弾き系グラトリを主軸にしながら、フリーランやカービングも同じ1本でこなせます。「BUFF」は、グラトリの基礎トリックが安定してきた初級後半のライダーから上級者まで、幅広い層におすすめできるスノーボードです。
BASE

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | BASE |
| シェイプ | FULL TWIN |
| ソール | ISO-SPEED 7500 Sintered |
| 対象ライダー | オールラウンド志向 |
| 想定スタイル | グラトリ+カービング |
「BASE」は、GT snowboardsの基準となるベンチマークモデルです。扱いやすさと安定感を軸に据えており、ブランドが考えるスノーボードの標準がそのまま形になっています。
反発はMIDに抑えられているため、弾きの高さを最優先するライダーには物足りません。ただしグラトリとカービングを1本でこなしたいなら選択肢は絞られます。GT snowboardsのなかで基準となる乗り味を知りたい人にもおすすめのスノーボードです。
XENO

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | XENO |
| シェイプ | FULL TWIN |
| ソール | ISO-SPEED 7500 Sintered |
| 対象ライダー | 乗り系志向のライダー |
| 想定スタイル | プレス系/乗り系グラトリ |
「XENO」は、「BASE」より柔らかく仕上げた軽量ローキャンバーモデルとして、GT snowboardsのラインナップに位置づけられています。板を反らせる量を抑えたぶん、素材のしなやかさが乗り味に出ます。
一方で高速滑走時の踏ん張りは、キャンバーの強いモデルに一歩譲ります。「XENO」は、プレス系や乗り系のトリックを丁寧に決めたいライダーや、軽い力で板をしならせたい人におすすめのスノーボードです。
GAIN

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | GAIN |
| シェイプ | FULL TWIN |
| ソール | ISO-SPEED 7500 Sintered |
| 対象ライダー | グラトリ入門者 |
| 想定スタイル | グラトリ基礎練習 |
「GAIN」は、これからグラトリを始めるライダーに向けて用意されたGT snowboardsのエントリーモデルです。ラインナップのなかで最も手を出しやすい位置づけになっています。
エントリーモデルとはいえ、CONVEXとISO-SPEED 7500 Sinteredソールは上位モデルと共通です。グラトリの基礎を固めたい入門者や脚力に自信がないライダーにおすすめで、2本目に乗り換えるまでのステップを1本でまかなえます。
BUFF レディースモデル

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | BUFF レディースモデル |
| シェイプ | FULL TWIN |
| ソール | ISO-SPEED 7500 Sintered |
| 対象ライダー | 初級〜中級の女性 |
| 想定スタイル | 弾き系グラトリ |
「BUFF レディースモデル」は、GT snowboardsで唯一の女性用ダブルキャンバーモデルです。弾き系グラトリの楽しさを女性ライダーが扱える形に落とし込んでいます。
メンズモデルの「BUFF」と同じダブルキャンバーながら、女性ライダーの体格と脚力に合わせて味付けを変えている点が「BUFF レディースモデル」の性格です。オーリーの高さを出したい初級〜中級の女性ライダーにおすすめのスノーボードといえます。
GRACE

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | GRACE |
| シェイプ | FULL TWIN |
| ソール | ISO-SPEED 7500 Sintered |
| 対象ライダー | 初級〜中級の女性 |
| 想定スタイル | グラトリ+空中コントロール |
「GRACE」は、軽さと操作性、そして動きの美しさを引き出すことを狙ったGT snowboardsのレディース専用モデルです。メンズモデルを縮小したのではなく、女性ライダーの体格を前提に設計されています。
サイズ展開は身長145〜170cm前後をカバーする短めのレングスが中心です。軽快さを優先するなら短め、滑走時の安定感がほしいなら長めを選ぶと狙いに合います。グラトリを始めたい女性ライダーや、空中でのコントロール性を求める人におすすめのスノーボードです。
まとめ
この記事では、GT snowboardsの特徴と独自テクノロジーを解説し、26-27シーズンの現行スノーボードを比較しました。キャンバー形状とフレックスの組み合わせで、モデルごとの性格がはっきり分かれています。
GT snowboardsは流通量が限られており、人気モデルはシーズン序盤で完売することもあります。狙うモデルが決まったら、国内の正規取扱店で早めに確保しておくと安心です。GT snowboardsのスノーボード選びの参考になれば嬉しいです。



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