【HEAD】おすすめの最新ボードを厳選!全モデルの性能と特徴をわかりやすく解説

HEAD(ヘッド)は、長年にわたる経験と革新的なテクノロジー、ユニークなアイデアを融合し、多くの高品質かつデザイン性の高いスノーボードを展開しています。ライダーの目的や滑走スタイル、レベル別のラインナップも豊富なので、さまざまな板の形状や素材、フレックスの中から自分にぴったりのボードを選ぶことが可能です。

ただし、HEADのスノーボードは種類がとても多いため「どれを選べば良いのかわからない」という声もよく聞きます。

この記事では、HEADのスノーボードに使われているテクノロジーや形状の種類を解説し、全モデルの特徴をわかりやすく解説します。滑走スタイルやレベル別のおすすめモデルも紹介しますので、HEADのボード選びに迷っている人の参考になれば嬉しいです。

タップできる目次

HEADとはスキー由来の技術で滑走性能を磨くスノーボードブランド

「HEAD」は1950年にアメリカで創業された老舗のウインタースポーツブランドで、スキーで築いた地位をもとに2000年からスノーボード市場へ本格参入した実力派です。航空機用アルミやグラフィンといった素材を早くから取り入れる開発姿勢と、軽さと安定感を両立した滑走性能に定評があります

HEADのブランドコンセプト

HEADのスノーボードは「フローと自由」「確実なステップアップ」という2つの軸で組み立てられています。初心者向けの入門モデルからエキスパート向けの上位モデルまで同じ思想で設計されているため、レベルが上がってもブランド内で乗り継ぎやすい構成です

26-27ラインナップは、キャンバー(ボード中央部が雪面から浮き上がる伝統的な形状)の種類ごとに5つのラインへ整理されています。ライダーが自分のスキルと滑りたい地形からラインを絞り込み、その中でサイズとフレックスを選べる設計です。

選ぶ側から見ると、モデル名を1つずつ覚える前に「どのラインか」を決めれば候補が数本まで絞れます。HEADのスノーボードが選びやすいと言われる理由は、ライン構成のわかりやすさにあります。

HEADの特徴・強み

HEADの強みは素材開発です。航空機用のアルミを使った世界初のメタルスキー、世界初のアルミ製テニスラケットなど、新素材をいち早く競技用具へ落とし込むことでブランドを大きくしてきました。

スノーボードでも同じ姿勢が続いており、グラフィンやヘキサゴナルコアといった素材・構造技術が板の軽さと反発を支えています。2013年に開発したフレームウォール構造はISPOアワードを受賞しており、構造設計の評価は国際的にも裏づけられています

素材で軽さを稼いでいるため、同じ硬さでも板の振り抜きが軽く、リフト待ちや担ぎ上げの負担も小さいのが利点です。軽さと強度を同時に求めるライダーにとって、HEADは有力な選択肢です。

HEADの歴史・スノーボード事業の歩み

1950年の創業後、HEADは1955年までに欧米のスキートップブランドへと成長しました。スノーボードに関わり始めたのは1990年代で、2000年にGenericsとBLAXが統合されてHEADブランドのスノーボードが本格的に動き出します。

その後も2001年の3 DIMENSIONALコンセプト、2013年のハイブリッドキャンバーDCTとフレームウォール構造、2015年のグラフィン採用と、数年ごとに技術の節目を刻んできました。スノーボードの歴史そのものは20年超と専業ブランドより短いものの、スキーで70年以上蓄積した知見が土台にあります

HEADのラインナップ構成

26-27の板は「Cruiser Line」「Camber Line」「Hybrid Camber Line」「New School Camber Line」「Zero Camber Line」の5ラインと、キッズ/ユース向けの「Futureheads」で構成されています。

ライン名がそのままキャンバー形状と対応しているため、形状の理解はモデル選びに直結する要素です。パウダーと自然地形を狙うならCruiser Line、圧雪バーンでのカービングならCamber Line、これからスノーボードを始めるならZero Camber Lineという具合に、滑りたい内容から入口を決められる構成です。

HEADボードの形状と種類

HEADのボードにはあらゆる滑走スタイルとレベルに対応するために、複数の形状のラインナップが存在し、各モデルの適正に合わせて採用されています。HEADの板に採用されている代表的なボード形状は以下のとおりです。

  • キャンバー
  • ハイブリッドキャンバーポップ
  • ハイブリッドキャンバーDCT
  • ハイブリッドキャンバーDCT 2.0
  • フラットロッカー
  • ロッカー

CAMBER (キャンバー)

「CAMBER」は従来のベーシックなキャンバーにHEAD独自のアレンジを加えた形状です。ボードの中央部分がアーチ状に反り上がり、ノーズとテールがしっかりと雪面を捉えられるため、強力なエッジグリップと安定性を提供します。しっかりと踏み込むことで爆発的な反発力を発揮し、オーリーやノーリーでの高いジャンプが可能です。

ハイスピードの滑走時でもブレない安定したコントロールが可能なので、エッジを効かせたキレのあるターンやカービングに適しています。グリップ力と反発力にも優れており、高回転のグラトリやジャンプなど、上級トリックにもおすすめの形状です。

HYBRID CAMBER POP (ハイブリッドキャンバーポップ)

HEADの「HYBRID CAMBER POP」はビンディング間にフラットな形状を持たせ、ノーズとテールには緩やかなキャンバー形状を組み合わせた革新的なハイブリッド構造です。フラットな部分はボードの安定性と優れたエッジホールド感を維持し、ノーズとテールのキャンバー形状がボードの操作性を高め、エッジの引っかかりを軽減します。

特に、ノーズとテールに設けられた「ポップ」と呼ばれる部分は、プレスやバター、オーリー、スライドトリックといったグラトリに適しています。ボードを遊び道具として楽しむためのトリックにおいて、ライダーが少ない力でボードを操作し、高い反応性と弾性を引き出すことが可能です。

「HYBRID CAMBER POP」はゲレンデでのカービングからパークでのジャンプやジブまで、多様なシチュエーションでライダーに優れたコントロール性と遊び心のあるライディング体験を提供し、高い汎用性を持つことが大きなメリットです。

HYBRID CAMBER DCT (ハイブリッドキャンバーDCT)

HEADの「HYBRID CAMBER DCT」はノーズとテールにキャンバーを設定し、中央部分をフラットで雪面に接地したハイブリッド形状です。この設計により、両足のグリップ力とエッジホールドを高めつつ、フラットな部分が優れた操作性とレスポンスを発揮します。

さらにボードのウエストを少し細く設計することで、板のねじれを効率的に生み出し、低速でのトリックやターンにおいても優れた操作性を発揮します。キャンバーのエッジ性能とフラット部分の操作性が両立し、高速でのターンから小回りの効いたトリックまで、幅広いライディングに対応する形状です。

HYBRID CAMBER DCT 2.0 (ハイブリッドキャンバーDCT 2.0)

「HYBRID CAMBER DCT 2.0」はキャンバーとフラットを組み合わせた形状で、バックサイドの有効エッジがフロントよりも長く設定されたHEAD独自のハイブリッドキャンバーです。この構造によって、板を踏み込んだときに自動的に最適なポジションで操作が可能になり、どんな状態でも最大限のパフォーマンスを発揮できます。

特にカービングやジャンプにおいて抜群のレスポンスと反発力を提供し、ハードな地形や高度なトリックにも簡単に対応します。「HYBRID CAMBER DCT 2.0」はオールマウンテンからフリースタイルまで、あらゆるスタイルで高いパフォーマンスを求めるライダーにおすすめの形状です。

FLAT ROCKER (フラットロッカー)

HEADの「FLAT ROCKER」はボードのセンター部分が長くフラットで、両足より外側が少し反り上がった形状です。ターン時のエッジの引っ掛かりが低減されるため、初心者でもスムーズな操作が可能になるメリットがあります。

エッジを立てると板がしなり、しっかりとグリップ力も発揮するので、高速でのターンやカービングにも対応します。フラットな面が安定したボード操作を可能にするため、グラトリやジブ系トリックでの使い勝手がとても良く、遊び心のあるライディングを求めるライダーにもおすすめです。

ROCKER (ロッカー)

HEADの「ROCKER」はボードの中央部分がフラットで、両足の間からノーズとテールに向かって反り上がっていく形状です。ボードの取り回しがとても良いことが最大の特徴で、初心者でも重心を移動するだけで簡単にターンや回転ができます。

板のノーズとテールが自然に反り上がっているため、パウダーでの浮力にも優れており、ジブやグラトリにおいても抜群の操作性を発揮します。ボードの操作がとても軽く感じる形状のため、初心者やフリースタイルライダーに適しています。

HEADボードの全種類を比較

26-27シーズンのHEADスノーボードを、キャンバー形状で分かれた5つのラインとキッズ/ユースラインに分けて比較します。各ラインの直下にそのライン配下モデルだけの比較表を置き、比較表の後に1台ずつ詳細を解説する構成です。

フレックスは1が最もソフト、10が最もハードを示すHEADの公式指標です。地形適性の数値も同じく10点満点で、カタログ表記をそのまま採用しています。

HEADの全スノーボードを、キャンバー形状で分かれた以下の6ラインに分けて解説します。

  • Cruiser Line
  • Camber Line
  • Hybrid Camber Line
  • New School Camber Line
  • Zero Camber Line
  • Futureheads(キッズ/ユース)

Cruiser Line

フローと自由を追求したラインで、サーフィンのようになめらかなターンと、自然地形での浮力を求めるライダーに向いたシリーズです。ツリーランや緩やかなバックカントリーライン、ゲレンデ脇のパウダーまで守備範囲に収めます

Cruiser Lineのモデルはいずれもシンタードベース(圧縮成形した滑走面で、ワックスの保持力と滑走スピードに優れる)とロングディレクショナルシェイプを採用する最上位グループです。

スクロールできます
モデル名ボードアーキテクチャフレックスシェイプ対象ライダー適正スタイル
E.B.I. LYTLYT w.Graphene6/10ロングディレクショナル/スワローメンズオールマウンテン
POWERHOUSE LYTLYT Architecture8/10ロングディレクショナルメンズオールマウンテン/クルージング
DAY LYTLYT w.Bamboo6/10ロングディレクショナル(ワイド)メンズパウダー/クルージング

E.B.I. LYT

E.B.I. LYTの製品画像

項目内容
モデル名E.B.I. LYT
キャンバー形状New School Camber
ベースシンタードベース
対象メンズ・オールマウンテン
対象レベル8/10

「E.B.I. LYT」は、テール中央をV字に切り欠いたスワローテールを備えたHEADのCruiser Line最上位モデルです。深雪から圧雪バーンまで、コンディションを選ばず遊べるオールマウンテンボードとして設計されています

ノーズに配置したヘキサゴナルコアが軽快な浮き上がりを生み、スワローテールが沈み込むことで自然に前傾姿勢が作られます。LYT Board Architecture w. Grapheneとトライアクシャルファイバーの組み合わせが、軽さを保ったまま高速域でのばたつきを抑える仕様です

パウダー適性10、ピステ適性9という数値が示すとおり、E.B.I. LYTは新雪の日も圧雪の日も同じ1本で押し通せます。反面、フレックス6でスワローテール形状のため、パークでのジブやレールにはほとんど向きません

朝はパウダーを狙い、雪が荒れてからはゲレンデをカービングで流すという滑り方をする上級ライダーにおすすめの1本です。

POWERHOUSE LYT

POWERHOUSE LYTの製品画像

項目内容
モデル名POWERHOUSE LYT
キャンバー形状New School Camber
ベースシンタードベース
対象メンズ・オールマウンテン/クルージング
対象レベル8/10

「POWERHOUSE LYT」は、26-27シーズンでデザインを一新したHEADの新作で、Cruiser Line内で最も硬いフレックス8を与えられたモデルです。名前のとおり、パワーをかけて走らせるタイプの板に仕上がっています

ノーズのヘキサゴナルコアが軽さと操作性を両立し、シンタードベースが高速域での伸びを支えます。ニュー・スクール・キャンバーの反発と硬めのフレックスが噛み合い、踏み込んだ分だけターン後半で加速する感覚が持ち味です

Cruiser Lineの中でPOWERHOUSE LYTは168cmまでレングスが伸びるため、体格の大きいライダーでも板に負けません。ただしフレックス8は初中級者には重く感じられ、低速でのゆったりした滑りには不向きです

スピードを出したときの安定感を最優先するライダーや、体重があって柔らかい板では物足りない人におすすめします。

DAY LYT

DAY LYTの製品画像

項目内容
モデル名DAY LYT
キャンバー形状New School Camber
ベースシンタードベース
対象メンズ・パウダー/クルージング
対象レベル8/10

「DAY LYT」は、ワイドノーズとセットバックスタンス(前後の足位置をテール寄りにずらす設定)で自然な浮力を生む、パウダーを軸に据えたHEADのモデルです。深雪を追いかけるライダーのために作られています。

ヘキサゴナルコアがノーズの浮力と俊敏さを引き出し、長いノーズとピンテール、そしてセットバック1.5cmの組み合わせが深雪でも圧雪でも板を走らせます。バンブーを使ったLYT Board Architecture w. Bambooが、粘りのある反発を生む点も特徴です。

パウダー適性はE.B.I. LYTと並ぶ10で、ツリーランや圧雪外の斜面でも高い浮力を発揮します。スプリットボード化に対応するFast In Hooks(SPLIT READY)を備えており、バックカントリーへ踏み出す準備も整っています

サーフィンのように後ろ足で押し出す乗り味を好む人や、初めてのパウダーボードを探している人におすすめのモデルです。

Camber Line

正確さとパワーを追求したラインで、圧雪バーンでの切れのあるカービングや、キッカーでのコントロールとポップを求めるライダーに向いた形状です

Camber Lineは全モデルがクラシックキャンバーとトーショナルウエスト、シンタードベースを備え、シェイプはノーズとテールが対称のトゥルーツインで統一されています。確かなグリップと高速グライドを両立するグループです

スクロールできます
モデル名ボードアーキテクチャフレックスシェイプ対象ライダー適正スタイル
INCITE LYTLYT w.Graphene5/10トゥルーツインメンズオールラウンド/カービング
BEAMEasy Architecture5/10トゥルーツインメンズフリースタイル/オールマウンテン
SOLACEEasy Architecture5/10トゥルーツインレディースフリースタイル

INCITE LYT

INCITE LYTの製品画像

項目内容
モデル名INCITE LYT
キャンバー形状クラシックキャンバー
ベースシンタードベース
対象メンズ・オールラウンド/カービング
対象レベル8/10

「INCITE LYT」は、HEADのCamber Lineを牽引するフラッグシップで、パワフルなカービングもグラトリも1本でこなすオールラウンドボードです。トゥルーツイン形状のため、スイッチ(利き足と逆向き)での滑走も違和感なくこなせます。

クラシックキャンバーとトーショナルウエストの組み合わせが板の反応を鋭くし、LYT Techとグラフィンが軽さと反発を同時に高めています。踏み込みに対する反応の速さは、Camber Line内でも際立つ水準です

ピステ適性10はHEADの26-27ラインナップで最高値で、整地でのエッジグリップに関して不安はありません。一方でパウダー適性6、セットバック0cmという設定のため、深雪主体の日には浮力不足を感じます

整地でのカービング精度を突き詰めたい中上級ライダーにおすすめできるモデルです。

BEAM

BEAMの製品画像

項目内容
モデル名BEAM
キャンバー形状クラシックキャンバー
ベースシンタードベース
対象メンズ・フリースタイル/オールマウンテン
対象レベル7/10

「BEAM」は、黒を基調とした近未来的なグラフィックをまとうHEADのフリースタイル寄りモデルです。しっかり板を弾けるクラシックキャンバーが、高い反発とターン中の安定感を生みます

コアはポプラを使ったEasy Board Architectureで、INCITE LYTより素直な踏み心地に仕上げられています。シンタードベースを採用しているため、パークへのアプローチスピードも落ちません

パーク適性8はCamber Line内で最も高く、キッカーやジブでの取り回しに強みがあります。対象レベル7という設定からもわかるとおり、板を踏んで返す感覚をつかんだ中級者以上が扱いやすい1本です。

ゲレンデもパークも同じ板で回りたいフリースタイルライダーにおすすめです。

SOLACE

SOLACEの製品画像

項目内容
モデル名SOLACE
キャンバー形状クラシックキャンバー
ベースシンタードベース
対象レディース・フリースタイル
対象レベル7/10

「SOLACE」は、淡いグラデーションが目を引くHEADのレディースモデルで、Camber Line内ではBEAMに相当します。しなやかなクラシックキャンバーが心地よい反発を返します

トーショナルウエストによって軽い力でも板をねじれるため、体重の軽いライダーでもエッジが立つのが利点です。シンタードベースの滑走性能も上位モデルと共通で、走りの面で妥協はありません

レングス展開は150cmまでの範囲にまとまっており、身長や体重に対して過剰に長い板を選ぶ心配がない構成です。パーク適性8、ポップ9という数値のとおり、グラトリやジブでの弾き感も確保されています

自分のスタイルでパークやジブを楽しみたい女性のフリースタイルライダーにおすすめの1枚です。

Hybrid Camber Line

多様なコンディションでの操作性と安定性を追求したラインで、確かなエッジグリップと軽快な反応を両立し、オールマウンテンライディングを自在に楽しめるシリーズです

同じライン内でも形状は2系統に分かれます。ANYTHING LYTとEVERYTHING LYTがHybrid Camber DCT 2.0、DAYMAKER LYTとSHINE LYTが無印のHybrid Camber DCTを採用しており、トリック志向かオールラウンド志向かで選び分けます。

スクロールできます
モデル名キャンバー形状フレックスシェイプ対象ライダー適正スタイル
ANYTHING LYTHybrid Camber DCT 2.06/10トゥルーツイン(アシンメトリー)メンズグラトリ/カービング/トリック
EVERYTHING LYTHybrid Camber DCT 2.06/10トゥルーツイン(アシンメトリー)レディースグラトリ/トリック
DAYMAKER LYTHybrid Camber DCT5/10ツインディレクショナルメンズオールラウンド/ステップアップ
SHINE LYTHybrid Camber DCT5/10ツインディレクショナルレディースフリーライド/グラトリ

ANYTHING LYT

ANYTHING LYTの製品画像

項目内容
モデル名ANYTHING LYT
キャンバー形状Hybrid Camber DCT 2.0
ベースエクストゥルーデッドベース
対象メンズ・グラトリ/カービング/トリック
対象レベル7/10

「ANYTHING LYT」は、メタリックなグラフィックをまとったHEADのHybrid Camber Line主力モデルで、DCT 2.0を搭載する非対称ボードです。名前のとおり、やりたいことを幅広く受け止める設計になっています

ノーズとテールのヘキサゴナルコアがスイングウェイトを削り、DCT 2.0の足元のくびれが板のねじれを引き出します。ヒールサイドの有効エッジをトゥサイドより3cm長く取った非対称シェイプにより、苦手になりがちなヒールターンでも踏ん張りが効く設計です

滑走面はエクストゥルーデッドベース(押し出し成形の滑走面で、傷に強くメンテナンスが容易)で、ワックス管理に時間をかけたくないライダーにも扱いやすい仕様です。ただし高速域の伸びではシンタードベース勢に一歩譲ります

グラトリを軸にしながらカービングやトリックも捨てたくない、そんな欲張りなライダーにおすすめします。

EVERYTHING LYT

EVERYTHING LYTの製品画像

項目内容
モデル名EVERYTHING LYT
キャンバー形状Hybrid Camber DCT 2.0
ベースエクストゥルーデッドベース
対象レディース・グラトリ/トリック
対象レベル7/10

「EVERYTHING LYT」は、表裏で印象が変わるグラフィックが特徴のHEADレディースモデルで、ANYTHING LYTと同じHybrid Camber DCT 2.0を採用したモデルです。トリックの練習を本気で進めたい女性向けの1本です。

ノーズとテールのヘキサゴナルコアがスイングウェイトを軽くするため、スピンの回し始めが軽く感じられます。非対称シェイプがヒールサイドの安定性を補い、DCT 2.0のくびれが弾き系グラトリのタメを作ります

レングスは136cmから展開されており、小柄なライダーでも板に振り回されないサイズが選べるラインナップです。フレックス6は女性向けとしてはやや張りがあるため、初めての1本というよりは2本目以降に向く設定です

滑りの中で自分らしいスタイルを表現したい女性ライダーにおすすめします。

DAYMAKER LYT

DAYMAKER LYTの製品画像

項目内容
モデル名DAYMAKER LYT
キャンバー形状Hybrid Camber DCT
ベースエクストゥルーデッドベース
対象メンズ・オールラウンド/ステップアップ
対象レベル6/10

「DAYMAKER LYT」は、あらゆる地形で自由に遊べる1台としてHEADが設計したオールラウンドモデルで、無印のHybrid Camber DCTを搭載しています。ステップアップ期のライダーを主なターゲットに据えた設定です。

DCT構造がボードセンターを捻りやすくし、ノーズとテールのヘキサゴナルコアがスイングウェイトを軽減します。フレックス5、対象レベル6という数値のとおり、扱いやすさと踏み応えのバランスを取った位置づけです

レングス展開にはワイドサイズが含まれるため、ブーツサイズが大きくトゥドラッグ(つま先が雪面に引っかかる現象)に悩んできたライダーも候補に入れられます。地形適性はピステ7、パーク6と全体的に平均的で、突出した尖りはありません

1本でフリーライドからグラトリまでこなしたい人や、足のサイズが大きくワイドボードを探している人におすすめのモデルといえます。

SHINE LYT

SHINE LYTの製品画像

項目内容
モデル名SHINE LYT
キャンバー形状Hybrid Camber DCT
ベースエクストゥルーデッドベース
対象レディース・フリーライド/グラトリ
対象レベル6/10

「SHINE LYT」は、落ち着いたグラフィックが上品なHEADのレディースモデルで、DAYMAKER LYTと同じHybrid Camber DCTを採用しています。フリーライドとグラトリのどちらにも寄りすぎない設計です

DCT構造によってセンターを捻りやすく、少ない力でもエッジの切り替えができます。ノーズとテールに入るヘキサゴナルコアが板の振り抜きを軽くし、ターンの入りを助けます。

セットバック1.0cmの設定により、ツインディレクショナル形状ながら緩い新雪でもノーズが浮きやすいのが特徴です。138cmから展開されるため、小柄なライダーでも扱いやすい長さを選べます

おすすめしたいのは、圧雪のクルージングもグラトリも同じ1本でカバーしたい女性ライダーです。

New School Camber Line

ライディングスキルの向上と反発力を追求したラインで、優れたエッジコントロール性能と安定性、高いレスポンスを兼ね備えたシリーズです

足元のキャンバー、フラットセクション、ノーズとテールのわずかなロッカーがエッジグリップと反発力、浮力のバランスを取ります。オールマウンテンからフリースタイルまで楽しみながらレベルアップを目指す、ビギナー〜中級ライダー向けのラインです。

スクロールできます
モデル名ボードアーキテクチャフレックスシェイプ対象ライダー適正スタイル
TRUE 2.0 SHADEEasy Architecture5/10ツインディレクショナルメンズビギナー〜中級/オールマウンテン
TRUE 2.0 GREYEasy Architecture5/10ツインディレクショナルメンズビギナー〜中級/オールマウンテン
PRIDE 2.0 LAVENDEREasy Architecture4/10ツインディレクショナルレディースビギナー〜中級/オールマウンテン
PRIDE 2.0 AURORAEasy Architecture4/10ツインディレクショナルレディースビギナー〜中級/オールマウンテン

TRUE 2.0はSHADEとGREY、PRIDE 2.0はLAVENDERとAURORAという組み合わせで、それぞれグラフィックだけが異なる姉妹モデルです。スペックは同一のため、見た目の好みで選んで問題ありません。

TRUE 2.0 SHADE

TRUE 2.0 SHADEの製品画像

項目内容
モデル名TRUE 2.0 SHADE
キャンバー形状New School Camber
ベースエクストゥルーデッドベース
対象メンズ・ビギナー〜中級/オールマウンテン
対象レベル5/10

「TRUE 2.0 SHADE」は、ターンもカービングも自在に楽しみたいライダーへ向けたHEADのモデルで、フォレスト系グラフィックをまとった1本です。New School Camber Lineの中心に位置します。

ニュー・スクール・キャンバーとEasy Board Architectureの組み合わせにより、低速では逆エッジになりにくく、スピードを上げてもエッジグリップが崩れません。フレックス5、対象レベル5という設定は、初めての板からの乗り換えにちょうど良い水準です

レングス展開にはワイドサイズが用意されており、ブーツサイズの大きいライダーも選択肢に困りません。エクストゥルーデッドベースのため滑走スピードは控えめですが、その分メンテナンスの手間は少なく済みます

フリーライディングを中心に、確実にレベルアップしたいライダーにおすすめです。

TRUE 2.0 GREY

TRUE 2.0 GREYの製品画像

項目内容
モデル名TRUE 2.0 GREY
キャンバー形状New School Camber
ベースエクストゥルーデッドベース
対象メンズ・ビギナー〜中級/オールマウンテン
対象レベル5/10

「TRUE 2.0 GREY」は、グレーを基調としたグラフィックのTRUE 2.0で、構造やレングス展開はSHADEと完全に共通です。板の性格ではなく色味で選び分けられます。

ニュー・スクール・キャンバーが低速域では素直な操作感を、高速域では正確なエッジコントロールをもたらします。ポプラコアのEasy Board Architectureは踏み込みへの反応が穏やかで、ターン中に板が暴れません

ピステ8、ポップ8という地形適性のとおり、ゲレンデを一日中滑り込む使い方に合っています。パウダー適性6のため、深雪主体のシーズンを想定するならCruiser Lineが向きます

落ち着いた色味を好むライダーや、ゲレンデでの滑り込みでスキルアップを図りたい人におすすめの1本です。

PRIDE 2.0 LAVENDER

PRIDE 2.0 LAVENDERの製品画像

項目内容
モデル名PRIDE 2.0 LAVENDER
キャンバー形状New School Camber
ベースエクストゥルーデッドベース
対象レディース・ビギナー〜中級/オールマウンテン
対象レベル5/10

「PRIDE 2.0 LAVENDER」は、ラベンダー系のフローラルグラフィックをまとったHEADのレディースモデルで、軽快な乗り味で思い通りのラインを描けます。New School Camber Lineの女性向けモデルという位置づけです。

ニュー・スクール・キャンバーによる高い操作性と安定感が、ターンやカービングの習得を後押しします。フレックス4はライン内で最も柔らかく、体重の軽いライダーでも板をたわませられる設定です

レングスは138cmから展開されるため、身長150cm前後のライダーでも持て余しません。ただしフレックス4は高速カービングには柔らかく、スピード域が上がってきたら硬めのモデルへの乗り換えが必要になります

ゲレンデを自由に滑れるようになりたい女性ライダーのステップアップにおすすめします。

PRIDE 2.0 AURORA

PRIDE 2.0 AURORAの製品画像

項目内容
モデル名PRIDE 2.0 AURORA
キャンバー形状New School Camber
ベースエクストゥルーデッドベース
対象レディース・ビギナー〜中級/オールマウンテン
対象レベル5/10

「PRIDE 2.0 AURORA」は、オーロラとウッド柄を組み合わせたグラフィックのPRIDE 2.0で、スペックはLAVENDERと共通です。同じ乗り味を、はっきりした色使いで楽しめます。

扱いやすいフレックス4と、雪面をしっかりとらえるエッジグリップがライディングを支えます。ニュー・スクール・キャンバーの安定したエッジコントロールにより、ターンの途中で板が急に抜ける不安がありません

エクストゥルーデッドベースは傷に強く、ソールのメンテナンス頻度を抑えられます。滑走スピード自体は控えめなので、パウダーの緩斜面では推進力が落ちる点は理解しておきたいところです

デザインで気分を上げたい人や、ターンの精度を一段上げていきたい女性ライダーにおすすめできるモデルです。

Zero Camber Line

バランスと成長をテーマにしたラインで、安定感と素直な操作性を備えています。コントロールしやすく、自然な上達につながるシリーズとして位置づけられています

接雪面が平らなゼロキャンバー構造がエッジ全体を均一に雪面へ食い込ませるため、逆エッジで転ぶ回数を減らせるのが特徴です。26-27シーズンはRUSH 2.0とSTELLA 2.0がともに新作としてブラッシュアップされ、トーショナルウエストを新たに搭載しました。

スクロールできます
モデル名ボードアーキテクチャフレックスシェイプ対象ライダー適正スタイル
RUSH 2.0Easy Architecture4/10トゥルーツインメンズ初心者/オールラウンド
STELLA 2.0Easy Architecture3/10トゥルーツインレディース初心者

RUSH 2.0

RUSH 2.0の製品画像

項目内容
モデル名RUSH 2.0
キャンバー形状ゼロキャンバー
ベースエクストゥルーデッドベース
対象メンズ・初心者/オールラウンド
対象レベル4/10

「RUSH 2.0」は、26-27シーズンの新作として登場したHEADの入門オールラウンドモデルです。自然に上達へ導くという設計思想が、形状とフレックスの両面に反映されています

新採用のトーショナルウエストが板を捻りやすくし、ターンの導入をなめらかにします。接雪面が平らなゼロキャンバー形状は雪面へのエッジ当たりが均一で、初心者がつまずきやすい逆エッジのリスクを抑える形状です

レングス展開にはワイドサイズが含まれるため、足の大きいライダーもトゥドラッグを気にせず選べます。対象レベル4という設定どおり扱いやすい反面、カービングを詰めていく段階になるとフレックス4では物足りなくなります

安定性と操作性を兼ね備えた1本でゲレンデ全体を安心して滑りたい初心者・初中級者におすすめです。

STELLA 2.0

STELLA 2.0の製品画像

項目内容
モデル名STELLA 2.0
キャンバー形状ゼロキャンバー
ベースエクストゥルーデッドベース
対象レディース・初心者
対象レベル4/10

「STELLA 2.0」は、RUSH 2.0と同時に刷新されたHEADのレディース入門モデルで、安心感のある乗り味が特長です。スノーボードデビューの1本として設計されています。

フレックス3はキッズモデルを除くラインナップで最もソフトな設定で、軽い力でも板がたわみます。トーショナルウエストとゼロキャンバー形状の組み合わせが、ターンやエッジ操作を自然に身につけさせる仕様です。

レングスは139cmからの展開で、小柄なライダーでも取り回しに苦労しません。柔らかさと引き換えに高速域での安定性は控えめなので、スピードに慣れてきたらPRIDE 2.0やSHINE LYTへの乗り換えが視野に入ります

おすすめなのは、脚力に自信のない女性ライダーや、これからスノーボードを始める人です。

Futureheads(キッズ/ユース)

子どもたちが自信を持ってスノーボードの楽しさを見つけられるように作られたキッズ/ユース専用シリーズです。成長段階に合わせて各モデルが調整されています。

最初のターンからオールマウンテンでの冒険、初めてのフリースタイルトリックまで、段階に応じたサポートと安定性を用意しています。70〜154cmという幅広いレングスをカバーし、成長に合わせて乗り継げる構成です

スクロールできます
モデル名ボードアーキテクチャフレックスシェイプ対象ライダー適正スタイル
DEFY YOUTHEasy Architecture3/10ツインディレクショナルキッズ/ユースステップアップ〜フリースタイル
ROWDY FLEXCap Architecture2/10トゥルーツインキッズステップアップ
ROWDY KIDCap Architecture2/10トゥルーツインキッズ入門

DEFY YOUTH

DEFY YOUTHの製品画像

項目内容
モデル名DEFY YOUTH
キャンバー形状New School Camber
ベースエクストゥルーデッドベース
対象キッズ/ユース・ステップアップ〜フリースタイル
対象レベル3/10

「DEFY YOUTH」は、さらなる上達を目指すユースに向けたHEADのFutureheads最上位モデルです。キッズラインの中では唯一、大人用と同じニュー・スクール・キャンバーを採用しています

足元のキャンバーが反発を生み、ノーズとテールのロッカーが雪面の引っかかりを抑えます。フレックス3はキッズ基準ではしっかりした部類で、ターン時の安定感と踏み込みへの反応を両立する設定です

レングスは118cmから154cmまで用意されているため、小学校高学年から中高生まで体格に合わせて選べます。パーク適性7はFutureheads内で最も高く、初めてのキッカーやボックスにも対応します

オールマウンテンでの滑りやフリースタイルトリックに挑戦したい、アグレッシブなキッズにおすすめの1本です。

ROWDY FLEX

ROWDY FLEXの製品画像

項目内容
モデル名ROWDY FLEX
キャンバー形状リバースキャンバー
ベースエクストゥルーデッドベース
対象キッズ・ステップアップ
対象レベル2/10

「ROWDY FLEX」は、宇宙をイメージしたグラフィックが目を引くHEADのキッズ向けステップアップモデルです。見た目で気分が上がる点も、子どもにとっては大事な要素になります。

リバースキャンバー(接雪面が全体的に反り上がった形状)が雪面への引っかかりを軽減し、転倒しにくい滑りをサポートします。ねじれ方向の柔軟性も高められており、体重の軽い子どもでもエッジを立てられるのが特徴です

Cap Board Architectureとフレックス2という組み合わせは、自分で滑れるようになったジュニアが次に踏み出す段階向けです。エッジグリップは弱めなので、急斜面やアイスバーンでは大人の付き添いなしで滑らせるべきではありません

ハの字から抜け出して自分でターンを始めた子どもに、次の1本としておすすめします。

ROWDY KID

ROWDY KIDの製品画像

項目内容
モデル名ROWDY KID
キャンバー形状リバースキャンバー
ベースエクストゥルーデッドベース
対象キッズ・初めてのスノーボード
対象レベル2/10

「ROWDY KID」は、初めてのスノーボードに向けてHEADが作った入門モデルにあたります。持っているだけでワクワクする新デザインをまとい、雪山デビューの日を楽しいものにする1台です

柔らかいフレックス2と扱いやすい設計に加え、ノーズにリードホールが備わっているのが最大の特徴です。保護者がリードを引いて滑りをサポートできるため、まだ自力で止まれない年齢の子どもでも一緒に滑れます

リバースキャンバー形状が雪面の引っかかりを減らし、転倒の回数を抑えます。レングスは70cmから展開されており、未就学児の体格にも合うサイズが特徴です

これからスノーボードデビューする小さなキッズにおすすめのモデルです。

HEADスノーボードのおすすめまとめ

この記事では、HEADのブランド背景と独自テクノロジーを解説し、26-27シーズンのスノーボードを5つのラインとキッズ/ユースラインに分けて比較しました。ヘキサゴナルコアやグラフィン、トーショナルウエストといった技術が、各ラインの乗り味を作り分けています。

モデル選びは、まず滑りたい地形とスキルレベルからラインを決めるのが近道です。パウダーと自然地形を狙うならCruiser Line、圧雪でのカービングとパークならCamber Line、グラトリとオールマウンテンの両立ならHybrid Camber Lineが候補になります。

レベルアップの途上にいるならNew School Camber Line、これからスノーボードを始めるならZero Camber Lineという基準で絞り込めます。ラインを決めたあとは、体重に合うフレックスと身長に合うレングス、ブーツサイズに応じたワイドの有無で1本に絞り込む流れです

HEADのスノーボードは人気モデルほどシーズン中に欠品しやすいため、気になるモデルが見つかったら早めに在庫を確認しておくと安心です。この記事を、自分に合う1本を見つける参考にしていただければと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (1件)

コメントする

タップできる目次