- ダブルキャンバー搭載のおすすめスノーボードはどれを選べばいい?
- ブランドごとに乗り味やフレックスの違いがわからない
- 最新シーズンで扱いやすいダブルキャンバーの板を知りたい
ダブルキャンバーとは、両足の下がキャンバー、ノーズとテールがロッカーになった複合形状で、板の中央に2つの山を描くことから「Wキャンバー」とも呼ばれるスノーボードの形状です。反発を残しつつノーズとテールが浮くため、逆エッジのリスクを抑えながらプレスやスピン系トリックを決めやすいのが特徴です。
この記事では、ダブルキャンバー搭載のおすすめスノーボードの選び方と、ブランド別のおすすめモデルを紹介します。最新シーズンの1本を検討しているライダーは、ぜひ参考にしてください。
ダブルキャンバーのスノーボードの特徴
ダブルキャンバーは、両足の接地部分にキャンバー(雪面から中央が持ち上がるアーチ形状)を持ち、ノーズとテールをロッカー(反り上がり)にした複合形状のスノーボードです。板の中央が2つの山を描くことから、ダブルキャンバー、あるいはWキャンバーと呼ばれます。
ただし同じダブルキャンバーでも、足元キャンバーの張りやフレックス次第で乗り味は大きく変わります。乗り系に振ったソフトなモデルもあれば、弾き系に応える反発強めのモデルもあり、選ぶ1本で体感が変わるため、自分のレベルと狙うトリックに合った観点で選ぶことが大切です。
ダブルキャンバーのスノーボードを選ぶうえで押さえておきたい判断軸は、以下の5つです。
- 足元キャンバーの張り(反発)で選ぶ
- フレックスで選ぶ
- 乗り系か弾き系かで選ぶ
- サイズを選ぶ
- 逆エッジのしにくさ(扱いやすさ)で選ぶ
足元キャンバーの張り(反発)で選ぶ
ダブルキャンバーの心臓部は、両足下に配置された足元キャンバーです。張りが強いほど反発は鋭くなり、オーリーやスピンで板を弾く力が高まります。逆に張りが緩いモデルは、プレスやバターといった雪面に押し付ける乗り系トリックがしやすくなります。
足元キャンバーの強さを意識して選べば、狙ったトリックに反発が素直に応え、練習の手応えがつかみやすくなります。
フレックスで選ぶ
フレックスとは、板の硬さやしなりやすさを表す指標で、10段階などの数値で示されます。グラトリやラントリでは板をしならせてプレスや反発を生み出すため、ソフト〜ミドルのフレックスが扱いやすくなります。
自分のレベルと狙うトリックに合ったフレックスのダブルキャンバー機なら、板が素直にしなり、プレスも反発も引き出しやすくなります。
乗り系か弾き系かで選ぶ
グラトリは大きく乗り系と弾き系に分かれます。乗り系はプレスやノーズ・テールを使って雪面に絡む滑り、弾き系は反発で板を弾いてオーリーやスピンを決める滑りです。ダブルキャンバーのスノーボードは、モデルごとにどちらへ寄せた設計かが異なります。
自分が伸ばしたいトリックの系統を先に決めておくと、数あるダブルキャンバーのモデルから最適な性格の板を絞り込めます。
サイズを選ぶ
グラトリでは板の取り回しの軽さが操作性を左右するため、標準〜やや短めのサイズが扱いやすくなります。短い板は回旋の初動が軽く、スピンやプレスで振り抜きが軽快になります。
標準〜やや短めのダブルキャンバー機なら、トリック時の操作性と滑走時の安定感のバランスを取りやすくなります。
逆エッジのしにくさ(扱いやすさ)で選ぶ
逆エッジとは、進行方向と反対側のエッジが雪面に引っかかって急に転倒する現象です。ダブルキャンバーはノーズとテールがロッカーで浮くため、フルキャンバー機よりエッジが引っかかりにくく、逆エッジで転びにくいのが持ち味です。
逆エッジのしにくさを重視するなら、ノーズ・テールのロッカーがしっかり効いたダブルキャンバーのスノーボードが安心感につながります。
ダブルキャンバーのおすすめスノーボード14選
ここではダブルキャンバー搭載のおすすめスノーボードを、ブランド別に紹介します。各モデルの特徴・搭載技術・おすすめユーザー層を解説するので、気になる1本を見つけてください。
今回取り上げるダブルキャンバー搭載のおすすめモデルは、以下の14モデルです。
- 【HEAD】MIGHTY DCT
- 【SIMS】JOKER
- 【FANATIC】T-DECK
- 【FANATIC】TRICKMASTER
- 【FNTC】TNT-L
- 【FNTC】TNT-R
- 【CROOJA】WORM
- 【K2】GEOMETRIC
- 【ACC】MOVERZ
- 【ELAN】OUTLAND
- 【ALLIAN】ATLANTIS
- 【011 Artistic】ZERO WIDE SPIN
- 【011 Artistic】DOUBLE FLY SPIN
- 【GT snowboards】BUFF
【HEAD】MIGHTY DCT

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | HEAD |
| モデル名 | MIGHTY DCT |
| 形状(ベース) | DCTダブルキャンバー |
| 形状(チップ) | ディレクショナルツイン |
| フレックス | 5/10 |
テニスやウインタースポーツで世界的に知られるHEADが、扱いやすさとコストパフォーマンスを両立させて送り出すのが「MIGHTY DCT」です。グラトリ入門者が最初の1本に選びやすいダブルキャンバーのスノーボードとして位置づけられています。
「MIGHTY DCT」は、はじめてのマイボードでダブルキャンバーを試したい初心者〜中級者に向く1本です。手に取りやすい価格帯で、ターンとグラトリの基礎を固めたいライダーにおすすめのダブルキャンバー入門機です。
【SIMS】JOKER

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | SIMS |
| モデル名 | JOKER |
| 形状(ベース) | Mポップキャンバー |
| 形状(チップ) | ツイン |
| フレックス | 3/10 |
スケートボード由来のカルチャーを受け継ぐ老舗ブランドSIMSが、オールラウンドに遊べる板として展開するのが「JOKER」です。トリックから普段の滑りまで1本でこなせる、懐の広いダブルキャンバーのスノーボードに仕上がっています。
「JOKER」は、トリックだけでなく地形遊びやフリーランも1本で楽しみたいオールラウンド志向のライダーに向いています。価格を抑えつつ歴史あるブランドの板を選びたい方にも、扱いやすいダブルキャンバー機として応えてくれます。
【FANATIC】T-DECK

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | FANATIC |
| モデル名 | T-DECK |
| 形状(ベース) | Vダブルキャンバー |
| 形状(チップ) | ツイン |
| フレックス | ソフト |
グラトリ強豪として知られるFANATICが、看板機TRICKMASTER譲りの遊びやすさを入門価格帯に落とし込んだのが「T-DECK」です。これからグラトリを始めるライダーが手に取りやすいダブルキャンバーのスノーボードとして開発されました。
「T-DECK」は、ソフトなフレックスで乗り系トリックをこれから覚えたい初級者にぴったりの1本です。FANATICの遊べる乗り味を手頃に体感したいライダーにも向く、ダブルキャンバー入門モデルといえます。
【FANATIC】TRICKMASTER

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | FANATIC |
| モデル名 | TRICKMASTER |
| 形状(ベース) | Vダブルキャンバー |
| 形状(チップ) | − |
| フレックス | ミドルソフト |
グラトリ・ラントリ層から厚い支持を集めるFANATICの看板モデルが「TRICKMASTER」です。1本でオールラウンドに遊べる万能機として、ダブルキャンバーのスノーボードのなかでも定番の地位を築いています。
「TRICKMASTER」は、グラトリを軸にジブやカービング、地形遊びまで1本でこなしたい中級者以上に向くモデルです。弾き系も乗り系も欲張りに楽しみたいライダーにおすすめのダブルキャンバー機です。
【FNTC】TNT-L

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | FNTC |
| モデル名 | TNT-L |
| 形状(ベース) | − |
| 形状(チップ) | − |
| フレックス | − |
「ターンに意識がいらない」操作性を掲げるFNTCの定番入門機が「TNT-L」です。グラトリ初心者から絶大な支持を集め、最初の1本の候補に必ず挙がるダブルキャンバーのスノーボードです。
「TNT-L」は、ターンもトリックもこれから伸ばしたい初心者〜初中級者に向く1本です。1本で滑りの基礎とグラトリを同時に磨きたいライダーに適した、ダブルキャンバー機といえます。
【FNTC】TNT-R

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | FNTC |
| モデル名 | TNT-R |
| 形状(ベース) | ダブルキャンバー |
| 形状(チップ) | − |
| フレックス | − |
「TNT-L」より一歩踏み込んだ弾き系志向のモデルが、FNTCのTNTシリーズに連なる「TNT-R」です。反発を活かしたトリックを狙うライダーに向けた、キレのあるダブルキャンバーのスノーボードとして位置づけられています。
「TNT-R」は、反発を使った弾き系トリックを磨きたい初中級〜中級者に向くモデルです。軽さと高反発を武器に、グラトリのレベルを一段引き上げたいライダーに響くダブルキャンバー機です。
【CROOJA】WORM

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | CROOJA |
| モデル名 | WORM |
| 形状(ベース) | ダブルキャンバー |
| 形状(チップ) | − |
| フレックス | − |
プロライダーの江端翔兵と中川智貴がプロデュースするグラトリ特化ブランドCROOJAの最量販モデルが「WORM」です。プロシーンでも使われる本格派のダブルキャンバーのスノーボードとして、乗り系グラトリ好きから高い評価を得ています。
「WORM」は、乗り系トリックを本格的に極めたい中上級者に向く1本です。プロデュース陣のこだわりが詰まった板で自分の滑りを突き詰めたい、乗り系グラトリ好きにおすすめの1本です。
【K2】GEOMETRIC

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | K2 |
| モデル名 | GEOMETRIC |
| 形状(ベース) | ダブルキャンバー(Twin Combination Camber) |
| 形状(チップ) | トゥルーツイン |
| フレックス | − |
世界的な総合スノーボードブランドであるK2の「GEOMETRIC」は、ジブやグラトリの入門を狙って設計されたエントリーツインです。手に取りやすい価格帯にまとまっており、初めてのダブルキャンバー機として選ばれやすい1本になっています。
最初のダブルキャンバーとして基礎グラトリを始めたいライダーや、コストを抑えて1台目のフリースタイル板をそろえたい初心者におすすめのスノーボードです。
【ACC】MOVERZ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ACC |
| モデル名 | MOVERZ |
| 形状(ベース) | W Camber(ダブルキャンバー) |
| 形状(チップ) | ツイン |
| フレックス | ソフト |
遊び心のあるグラフィックと手頃な価格でパークやグラトリ層に支持されるのが、ACCの主力ツイン「MOVERZ」です。気負わず遊べる1枚として、若いライダーを中心に人気を集めています。
柔らかい板で地形遊びやパーク、グラトリを気軽に楽しみたい初級〜中級のライダーにおすすめします。
【ELAN】OUTLAND

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ELAN |
| モデル名 | OUTLAND |
| 形状(ベース) | ダブルキャンバー(ガルウィング) |
| 形状(チップ) | ツイン |
| フレックス | − |
スキーの名門として知られるELANが手掛けるスノーボードが「OUTLAND」です。オールラウンドに使えるダブルキャンバー機で、日本正規流通に乗っているため入手性が良いのも見逃せない点です。
フリーランからフラットトリックまで1本で幅広くこなしたい初級〜中級のライダーや、初心者セットからの買い替えを考えている方におすすめのスノーボードです。
【ALLIAN】ATLANTIS

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ALLIAN |
| モデル名 | ATLANTIS |
| 形状(ベース) | DIRECTIONAL TWIN CAMBER |
| 形状(チップ) | ディレクショナルツイン |
| フレックス | 3.5 |
国内企画のブランドALLIANが送り出す「ATLANTIS」は、扱いやすさを軸にしたオールラウンド機です。フリーランやグラトリ、パーク、地形遊びまで、ゲレンデでの遊びを幅広くカバーします。
1本でいろいろ遊びたい初級〜中級のライダーや、柔らかく軽い板で操作性を重視したいグラトリ入門層におすすめします。
【011 Artistic】ZERO WIDE SPIN

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | 011 Artistic |
| モデル名 | ZERO WIDE SPIN |
| 形状(ベース) | SPIN CAMBER(ダブルキャンバー) |
| 形状(チップ) | セミワイドツイン |
| フレックス | − |
日本製のグラトリ専門ブランド011Artisticの「ZERO WIDE SPIN」は、セミワイドのウェストで踏ん張りやすさと取り回しを同時に狙ったダブルキャンバー機です。国産らしい細やかな作り込みで、スピン系グラトリの定番として名前が挙がる存在です。
高速スピンや乗り系グラトリを本格的に伸ばしたい中級〜上級のライダーや、足数を多く回したい方におすすめのスノーボードです。
【011 Artistic】DOUBLE FLY SPIN

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | 011 Artistic |
| モデル名 | DOUBLE FLY SPIN |
| 形状(ベース) | SPIN CAMBER(ダブルキャンバー) |
| 形状(チップ) | − |
| フレックス | − |
「DOUBLE FLY SPIN」は、011Artisticのダブルキャンバー系フラッグシップに位置づくグラトリ特化モデルです。フラットトリックの完成度を突き詰めたい、というライダーの声に応える1枚として磨き込まれています。
グラトリを主戦場にする中級〜上級のライダーや、板の性能で一段上のトリックを狙いたい方におすすめします。
【GT snowboards】BUFF

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | GT snowboards |
| モデル名 | BUFF |
| 形状(ベース) | W-CAMBER |
| 形状(チップ) | ツイン |
| フレックス | ミディアムソフト |
プロライダーの梅野航希(こきっすん)が手掛けるグラトリ特化ブランド、GT snowboardsのラインナップ最軽量機が「BUFF」です。軽さを武器に、ラントリからフラットトリックまで軽快に遊べる板として支持を集めています。
軽快な操作性でグラトリやラントリを楽しみたいライダーや、体重が軽めの方、女性ライダーにもおすすめのスノーボードです(ユニセックス/レディース展開あり)。
ダブルキャンバーのスノーボードを使うときの注意点
ダブルキャンバーのスノーボードを最大限に活かすために、知っておきたい注意点を解説します。形状の特性を踏まえて使うことで、ダブルキャンバーの扱いやすさとトリック性能を存分に引き出せます。
ダブルキャンバーのスノーボードを使いこなすために意識したい注意点は、以下の4つです。
- ダブルキャンバーが苦手なシチュエーションを理解する
- 相性の良いブーツ・ビンディングを選ぶ
- スタンス幅と角度をトリック向けに整える
- ソールとエッジのメンテナンスで反発を保つ
ダブルキャンバーが苦手なシチュエーションを理解する
ダブルキャンバーは万能ではなく、苦手な場面もあります。ノーズとテールが浮く形状のため、高速カービングでのエッジホールドや、パウダー・荒れた地形での踏ん張りは、フルキャンバー機やパウダー機に一歩譲ります。
まずは自分の滑走スタイルの主軸を決め、ダブルキャンバーの得意分野と重なるかを確認してから選ぶと、購入後のギャップが減ります。
相性の良いブーツ・ビンディングを選ぶ
ダブルキャンバーのしなりや操作性を活かすには、ブーツとビンディングの硬さも合わせることが大切です。硬すぎるギアは板のしなりを殺し、グラトリでの取り回しが重くなります。
初めてダブルキャンバーの板を組む際は、まずソフト寄りのギアで統一し、慣れてから好みに合わせて硬さを調整していく進め方がおすすめです。
スタンス幅と角度をトリック向けに整える
ダブルキャンバーの反発とプレス性は、スタンス(足の位置と角度)の取り方でも引き出せます。グラトリでは、標準よりやや広めのスタンスにすると板を踏み込みやすく、プレスが安定します。
セッティングは一度で決めず、少しずつ調整して自分のトリックに合う幅と角度を探ることで、ダブルキャンバーの持ち味を引き出せます。
ソールとエッジのメンテナンスで反発を保つ
ハニカムコアや軽量設計による反発を長く保つには、日々のメンテナンスが欠かせません。ソールが乾いて滑走性が落ちると、トリックに必要なスピードや抜けが鈍ります。
シーズン終わりには保管用のワックスを厚めに塗るなど、オフシーズンの手入れも板のコンディションを左右します。
まとめ:ダブルキャンバーの板で安定したライディングを楽しもう
この記事では、ダブルキャンバー搭載のおすすめスノーボードと、その選び方を解説しました。足元がキャンバー、ノーズとテールがロッカーというダブルキャンバーは、逆エッジに強く、反発とプレス性を両立する形状です。
逆エッジの不安から解放され、トリックの上達を後押ししてくれる1本を選べば、ゲレンデでの時間が一段と充実します。自分に合ったダブルキャンバーのスノーボードを手に入れて、安定したライディングを存分に楽しんでください。



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