- グラトリに最適なスノーボードはどれを選べばいい?
- ブランドごとにグラトリ向けモデルの違いがわからない
- 26-27シーズンのおすすめグラトリボードを知りたい
グラトリ(グラウンドトリック)とは、ゲレンデの平地や緩斜面でスピン・プレス・オーリーなどのトリックを楽しむスノーボードスタイルです。グラトリに合わないパウダーボードやカービング向けの硬い板を選んでしまうと、スピンやプレス時に板がしならず、トリックのメイク率が大幅に低下してしまいます。
この記事では、グラトリにおすすめのスノーボードの選び方と、ブランド別のおすすめモデルを厳選して紹介します。26-27シーズンの最新ボードを比較検討中のライダーは、ぜひ参考にしてください。
グラトリにおすすめのスノーボードの特徴と選び方
グラトリとは、ゲレンデの平地・圧雪バーン・緩斜面で行う地上系トリックの総称です。スピン・プレス・オーリー・バター・ノーリーといったトリックが含まれ、「乗り系」「弾き系」「ラントリ」などさまざまなスタイルに分かれます。
グラトリ専用設計のスノーボードを選ぶことで、プレスが深く入りやすくなり、スピン時の回転操作がスムーズになります。逆エッジが起きにくくなるため、トリックの習得スピードも大幅に上がります。グラトリ向けスノーボードを選ぶ際に押さえておきたいポイントは以下の5つです。
- ツインチップ形状を選ぶ
- 形状はハイブリッド/ダブルキャンバーが扱いやすい
- フレックスはソフト〜ミディアムソフトがおすすめ
- サイズは身長-15〜25cmの短めが基本
- 軽量モデルがスピン・空中操作で有利
ツインチップ形状を選ぶ
ツインチップとは、ノーズとテールが左右対称の形状を指します。スイッチスタンス(逆向き滑走)でも同じ感覚でボードに乗れるため、グラトリに欠かせない形状です。
ディレクショナル形状(前後非対称)のカービングボードや、セットバックが大きいパウダーボードはスイッチ動作での挙動が不自然になります。グラトリ用には、ツイン形状のスノーボードを選ぶことが基本です。
形状はハイブリッド/ダブルキャンバーが扱いやすい
キャンバーとは、ボードを雪面に置いたときの反り形状のことで、グラトリでは「ハイブリッドキャンバー」「ダブルキャンバー」の2種類が主流です。
ハイブリッドキャンバーは、キャンバーとロッカーを組み合わせた形状で、エッジホールドと扱いやすさを両立します。現在のグラトリボードの主流形状で、反発力を確保しつつ逆エッジのリスクを低減できます。まずはハイブリッドまたはダブルキャンバーから始めることをおすすめします。
フレックスはソフト〜ミディアムソフトがおすすめ
フレックスとは、ボードのしなりやすさを表す指標で、10段階評価では1〜4のソフト〜ミディアムソフトがグラトリの目安となります。
弾き系トリックやラントリを志向するライダーにはミディアムソフト寄りのフレックスが向いており、反発力を活かした高さのあるオーリーが出しやすくなります。柔らかすぎると高速域でバタついて不安定になるため、自分のグラトリスタイルに合わせた選択が重要です。
サイズは身長-15〜25cmの短めが基本
グラトリ用スノーボードは、一般的な推奨サイズより短めの板を選ぶことが基本です。身長から15〜25cmを引いた長さが目安となります。
ただし、短すぎる板は高速走行時の安定感が落ちる点に注意してください。ゲレンデのコンディションや滑るシーンを考慮しながら、自分の体格と技術レベルに合ったサイズを選ぶことが大切です。
軽量モデルがスピン・空中操作で有利
スノーボードの重量はスピンやオーリーの性能に直結します。軽い板ほど回転時に体の動きに追従しやすく、高回転トリックを狙いやすくなります。
重量差は100〜200g程度でも、スピンの回転スピードや空中でのポジショニングに体感的な差が生じます。グラトリの上達を真剣に目指すライダーには、軽量化技術を採用したモデルを選ぶことをおすすめします。
グラトリにおすすめのスノーボード9選
ここではグラトリにおすすめのスノーボードを、ブランド別に9選紹介します。価格の安い順に並べていますので、予算に合わせて検討してください。
以下にグラトリにおすすめのスノーボードをご紹介します。
- 【FANATIC】ACE
- 【YONEX】GROWENT
- 【FNTC】CAT
- 【GT snowboards】BASE
- 【leverage】GT3
- 【DEATH LABEL】DEATH MACHINE
- 【SPREAD】LTB
- 【RICE28】RT6
- 【011 Artistic】DOUBLE FLY
【FANATIC】ACE

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | FANATIC |
| モデル名 | ACE |
| 形状 | ハイブリッドキャンバー |
| サイズ | 139〜157cm(6サイズ) |
| 価格 | 62,700円(25-26参考) |
FNTCの兄弟ブランドFANATICが展開するグラトリ向けオールラウンドモデルです。日本人ライダーの滑走感覚をもとに設計されており、初心者が最初の1本に選ぶグラトリボードとして幅広い層に支持されています。
「ACE」は、これからグラトリを始める初心者や、コスパを重視しながらフリースタイル全般に使いまわせるオールラウンドボードを求めるライダーにおすすめです。グラトリ入門の1本として、幅広い用途に対応できる扱いやすさが魅力のモデルです。

【YONEX】GROWENT
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | YONEX |
| モデル名 | GROWENT |
| 形状 | EASYRIDE CAMBER |
| サイズ | 147/150/153/156cm |
| 価格 | 72,270円 |
「GROWENT」はテニスラケットや羽根など、スポーツ用品で培ったカーボン技術をスノーボードに応用するYONEXの定番グラトリモデルです。乗り系グラトラーから絶大な支持を受け、コスパの高さでグラトリ入門の鉄板モデルとして知られています。
「GROWENT」は、乗り系・バター系トリックを習得したい初〜中級者に向いています。軽さと反発を両立させながら、国産カーボンスノーボードをコスパよく試したいライダーにもおすすめです。

【FNTC】CAT

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | FNTC |
| モデル名 | CAT |
| 形状 | ダブルキャンバー |
| サイズ | 139〜159cm(7サイズ) |
| 価格 | 86,130円 |
日本人ライダーが企画・テストを手掛けるブランドFNTCのハイエンドグラトリモデルです。グラトリシーンを牽引してきた看板スノーボードとして知られ、26-27シーズンのマイナーチェンジによってさらに性能が磨き上げられています。
「CAT」は、初心者から中上級者まで幅広いレベルのライダーに対応しています。1本で乗り系も弾き系もこなしたい欲張りなグラトラーや、日本人体格に最適化されたスノーボードを探しているライダーにおすすめです。

【GT snowboards】BASE

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | GT snowboards |
| モデル名 | BASE |
| 形状 | G-CAMBER |
| サイズ | 148〜156cm(5サイズ) |
| 価格 | 96,800円 |
プロライダー梅野航希(こきっすん)がオーナーを務める2021年スタートのグラトリ専門ブランドGT snowboardsのオールラウンドモデルです。「BASE」はブランド名の通り「全ての遊びの基盤」となるコンセプトで開発されたスノーボードです。
「BASE」は、グラトリ専門設計のスノーボードで本気のトリック上達を狙う中〜上級者に向いています。プロライダー監修ブランドのスノーボードを愛用したいライダーにも、グラトリ1本集中で選ぶモデルとしておすすめです。
【leverage】GT3

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | leverage |
| モデル名 | GT3 Men’s |
| 形状 | ハイブリッドキャンバー |
| サイズ | 137〜155cm(6サイズ) |
| 価格 | 106,700円 |
leverageはグラトリライダーでおなじみの「いぐっちゃん」こと井口勝文氏プロデュースのグラトリ専用ブランドです。OGASAKAが製造するMADE IN JAPANで、グラトリ・ラントリシーンの第一線で活躍するトッププロから高い評価を得ています。
「GT3」は、弾き系・ラントリを志向する中上級グラトラーに向いています。トップグラトラーと同じスノーボードで本気のトリックを練習したいライダーに、最上位の選択肢として強くおすすめします。

【DEATH LABEL】DEATH MACHINE

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | DEATH LABEL |
| モデル名 | DEATH MACHINE |
| 形状 | ハイブリッドキャンバー |
| サイズ | 148/151/153cm(25-26参考) |
| 価格 | 108,900円(25-26参考) |
ストリート・パークシーンで根強い人気を持つDEATH LABELのグラトリ対応フリースタイルモデルです。「DEATH MACHINE」はブランドを代表するスノーボードとして、スピン系トリックを中心に多くのフリースタイルライダーに愛用されています。
「DEATH MACHINE」は、高回転スピンを狙う中上級者に向いています。グラトリとパークを兼用したいライダーや、軽量スノーボードを最優先で選びたいライダーにおすすめです。
【SPREAD】LTB

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | SPREAD |
| モデル名 | LTB |
| 形状 | 可変CAMBER |
| サイズ | 148〜156cm(4サイズ) |
| 価格 | 109,780円 |
プロライダー尾川慎二が手掛けるSPREADの可変キャンバーモデルです。「LTB」はMADE IN JAPANの高品質なグラトリボードで、605名のライダーを対象にした使用ボードアンケートでシェア約19%を記録した、グラトリシーン屈指の人気スノーボードです。
「LTB」は、乗り系を中心に弾き系トリックもこなしたい中〜上級者に向いています。国産ハイクオリティボードを求めるライダーや、SPREADブランドのファンにおすすめです。

【RICE28】RT6

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | RICE28 |
| モデル名 | RT6 |
| 形状 | ハイブリッドキャンバー |
| サイズ | 148〜154cm(4サイズ) |
| 価格 | 111,100円 |
「いぐっちゃん」こと井口勝文が手掛けるRICE28のオールラウンドグラトリモデルです。OGASAKAが製造するMADE IN JAPANで、初心者から上級者まで幅広い層に愛用される定番スノーボードとして知られています。
「RT6」は、乗り系志向のグラトラーに向いています。扱いやすい上質なスノーボードを1本目に選びたいライダーや、いぐっちゃん監修のOGASAKA製ボードでグラトリを上達させたいライダーにおすすめです。

【011 Artistic】DOUBLE FLY

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | 011 Artistic |
| モデル名 | DOUBLE FLY |
| 形状 | FTC(Flat Twin Camber) |
| サイズ | 138〜156cm(10サイズ) |
| 価格 | 111,090〜114,290円 |
国内最大のグラトリブランド011 Artisticの看板モデルです。OGASAKAが製造するMADE IN JAPANで、グラトリの「いいとこ取り」を体現した名作として多くのグラトラーに長年愛用されています。
「DOUBLE FLY」は、グラトリのあらゆるジャンル(乗り系/弾き系/スピン)を1本でこなしたい中〜上級者に向いています。軽さと反発のバランスを重視するライダーに、国内グラトリシーンを牽引するブランドの最高傑作としておすすめします。

グラトリ用スノーボードを使うときの注意点
グラトリ用スノーボードを最大限に活かすために、知っておきたい注意点を解説します。モデル選びと合わせて押さえておくことで、グラトリの楽しさを存分に引き出せます。グラトリボードの性能を最大限に引き出すための注意点は、以下の4点です。
- グラトリに適したブーツとビンディングを選ぶ
- グラトリに適したスタンス幅と角度に設定する
- グラトリボードが苦手なシチュエーションも理解する
- メンテナンスと使い分けでボードを長持ちさせる
グラトリに適したブーツとビンディングを選ぶ
グラトリ用ボードの性能は、ブーツとビンディングのフレックスバランスが揃ってはじめて引き出せます。ブーツは10段階でフレックス2〜4のソフトフレックスを選ぶのが基本です。柔らかいブーツのほうが、プレスやバター系トリックの入力がボードに伝わりやすくなります。
ブーツ・ビンディング・ボードの3点のフレックスをそろえることが、グラトリ性能を最大化する最初のステップです。3点のバランスが崩れていると、板の性能を十分に引き出せません。
グラトリに適したスタンス幅と角度に設定する
スタンス幅の目安は、肩幅よりやや広め(身長×0.27〜0.30cm程度)です。広めのスタンスは重心を下げてバランスが安定し、プレスや回転時の軸がぶれにくくなります。
センタリングはツイン形状の特性を活かすため、左右均等になるよう調整してください。前後に偏ったセッティングはツイン形状のメリットを損なうため、グラトリではセンター基準に合わせることが重要です。グラトリにおすすめのスタンス幅や角度に関しては、以下の記事で詳しく解説されていましたので参考にしてください。
»【ビンディング】スタンス幅とアングル(角度)の決め方!スタイル別の正しいセッティングは?
グラトリボードが苦手なシチュエーションも理解する
グラトリ用スノーボードは平地・緩斜面でのトリックに特化した設計のため、用途が異なるシチュエーションでは弱点が出る場合があります。有効エッジが短く柔らかいフレックスのため、高速カービングや深いターンでは安定感が弱い点を理解しておきましょう。
グラトリボードはゲレンデのトリック練習に集中させ、カービングやパウダーは専用スノーボードで楽しむことで、それぞれの体験価値が大幅に上がります。用途に応じてボードを使い分けることが、各ボードの性能を最大限に活かすコツです。
メンテナンスと使い分けでボードを長持ちさせる
グラトリは平地でのプレス・スピンが多く、ベース面がゲレンデ端の固い雪や地面と接触する機会が他の用途より多いため、ソールのダメージに注意が必要です。シーズンを通してソールワックスを定期的にかけ、滑走性を保つことが大切です。
グラトリは摩耗が速いシチュエーションが多いため、複数のスノーボードを使い分けることも長持ちのコツです。練習用とメインボードを使い分けることで、グラトリ専用モデルを長く良い状態で使い続けられます。
まとめ:グラトリ専用ボードで自由なトリックを楽しもう
この記事では、グラトリにおすすめのスノーボード9選とその選び方を解説しました。グラトリは板選びによって習得スピードと体験価値が大きく変わる用途です。
ブーツ・ビンディングとのフレックスバランスやスタンス設定まで合わせて整えることで、グラトリの楽しさが一気に広がります。紹介した9モデルはどれもグラトリを真剣に楽しむためのグラトリ特化の名作ですので、自分のレベルと志向(乗り系/弾き系)・予算に合った1本を選んで、26-27シーズンのトリック上達を存分に楽しんでください。



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